ミラノ・リナーテ
ミラノ・マルペンサ
イタリアにある国際空港。
ドイツ駐在時代にお世話になった空港は
リナーテの方だった。
リナーテの方は主にヨーロッパ線?だったけ?
マルペンサを始めて利用した時は本当に国際空港と
いう感じがした。
マルペンサにすりゃーええのに代理店要望で
リナーテばかり。
なんでも、代理店はミラノには住んではおらず
自宅からミラノの空港へ行くにはリナーテが近くで
ええとかなんとか。
イタリア出張が決まって昼飯時間に旅行代理店に行き
チケットを手配する。
「ミラノ行くんですけど、いつもの便でお願い
したいんですけど、空いてますかね?」
とおいら。
「あーいつものね。ちょっと待ってて。ん?今回は
ないわね。それじゃー…マルペンサ経由なら
空いてるわ。」
と旅行代理店のスタッフさん。
「それでいいっす。じゃーチケットお願いします。」
とおいら。
そして、初のマルペンサ経由でミラノへ行く事に。
マルペンサへ到着後。
「さて、代理店もまだ来てなさそうだしコーヒーでも
飲むか」とカフェへ行こうとした時
「君、日本人?」と背後から声を掛けられた。
後ろを振り向くと大きな旅行カバンを持ったいかにも
日本のサラリーマン的な人が立っていた。
お「はい、日本人ですけど。」
サ「あー良かったよ。学生?」
お「いや、駐在員で出張です。」
サ「へー、ところでお金両替出来るかな?札しか
無いんだよねー。」
当時はまだEuroじゃなくITL(イタリア・リラ)。
確かにジャリセンはあったがコーヒーが飲める程度で
両替できるまでのものは無かった。
そのことを伝えると「いいよ、いいよ。こまかけりゃ。」
といっておっちゃんは自分のお札とおいらのジャリセンを
強引に交換。
日本円で500円位のおいらのジャリセンがおっちゃんの
持っていた1000円札に早代わり。
おっちゃんは誰かと待ち合わせをしていたがどうやら
待ち合わせた人がいないらしく、電話を掛ける為
小銭が必要だったらしい。
電話を掛け終えたおっちゃんがまたおいらの所へ。
おっちゃんは「いやー、ありがとう。助かったよ。
君は大丈夫なの?どうするの?やっぱり
公衆電話?」
おいらは「いや、会社で携帯電話持たされるんで
それ使ってます。」
「ラクショーじゃん、超ラクショー!」とおっちゃん。
当時のヨーロッパの携帯電話、超デカ。
トランシーバーみたいやった。
あれって、結構ポケットにしまえないねん!
いつも手にもっとった。
時代は変わったな〜〜。
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