この週末は 日本国内の いくつかの都市を 回る用事があり
それぞれの地域で 日本のおけるハロウィンの様子を 垣間見ることができました。
それにしても 私たちの渡米する前と比べ ずいぶん ハロウィンは日本に広まりましたね。
たしか ３年前は テレビで取り上げられることもなかったし
ソニプラやカルディなど 輸入小物を扱うお店で 少し ハロウィン関連のグッズが あった程度でした。
それが今や スーパーも１００均ショップもホームセンターも 猫も杓子もハロウィン。
テレビの番組で冒頭 女性アナウンサーの
「 もうすぐハロウィンですね ！」という言葉を聞いたときは 本当に びっくりしました。
そんな時候のあいさつになるほど 多くの人がハロウィンを待ち望んでいるなんて！
（ 本場アメリカですら そんな挨拶を聞いたことは なかったような ）
どうやら すっかり 日本の秋の風物詩として定着しそうなハロウィン。
今日は各地で見たハロウィンの様子から
日本式ハロウィンと アメリカのハロウィンの 違いや似ている点について
考えてみたいと思います。
ハロウィンは地方の方が盛ん！？
今回 ハロウィンの週末に 日本の地方を回ってみて
ハロウィンは日本では 都市部より地方の方が盛んでは？という印象を受けました。
アメリカでは ハロウィンに 特に 地域差はなかったように思います。
キリスト教の行事といわれながらも 実は最も宗教色の薄い 子供向けのイベントでした。
学校でも ハロウィン当日は どんな宗教の子供たちも喜んでコスチュームに着替えたものです。
特に何かお祈りをするわけでもなし コスプレしてお菓子をもらうぐらいなら
異教徒でも 別に 目くじらを立てるほどのものではないということで
ユダヤ人やインド人も 私たちが住んでいた地域では 大喜びでハロウィン行事に参加していました。
一方 日本では ハロウィンは そもそも地方から火がついたようですね。
海外の文化は どちらかというと都市部から地方に広がる傾向が これまではあったと思うのですが
ことハロウィンに関しては 日本の田舎の方が 早くからハロウィンを取り入れていたように思いました。
ただし 初期のころは コスプレといっても 子供たちがキャラクターのパジャマを着てくるというのが
定番だったようですが・・・。
実は 日本の地方には ハロウィンのような伝統行事があった所が多いみたいですね。
お化けが 一軒一軒 集落を回ってきたり お化けに扮装したり
子供たちが お菓子をもらいに集落をまわる行事が 昔から伝わる地方があるようです。
こうした歴史的背景から ハロウィンという言葉に なじみはなくても
お菓子をもらいに行ったり お化けに扮装したりという行事に対して
地方の方が 受け入れやすい土壌が あったのではないでしょうか。
また 郊外では 最近 田畑が売られて ニューファミリーが住むような新興住宅地が
盛んに開発されてきました。 小さいお子さんを持つご家族が たくさん引っ越してきて
幼稚園などを中心に 盆踊りや夏祭りよりも 手軽に楽しめるハロウィンが 急速に広まったようです。
さらに 最近人気の 子供向け英会話教室の存在も 大きいでしょう。
近所の英会話教室でも ハロウィンは一大イベントのようで みんな張り切って仮装して来ていました。
また 幼稚園でも ネイティブの講師を雇って 早期英語教育を始めているところが多いです。
最近は 地方でも アメリカ人の英語教師が 赴任するところが増えていますし
アメリカ人側も 国際都市東京より より日本らしい生活がしたいと 地方に行くことを望むようです。
地方の方が よりダイレクトに アメリカ人によってハロウィン文化が 伝わったのかもしれません。
これから 日本の伝統文化と アメリカのハロウィンが融合して
どんな 日本独特のハロウィンになっていくのか
ちょっと楽しみな 私です。
つづく
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