おいらは、とある場所のとある駅にいた。
はたして無事に目的地に着くのだろうか?
そんな心配をしながら電車を待っていた。
駐在時代、仕事でイタリアに行ってはいたが
イタリアで買い物する事なんて10回中1回あれば
いい方だった。
もちろん、仕事できているがやっぱりなんか楽しみが
ないと!なんちゅー野望はすぐに消えてしまったが‥。
出張は無事終了すれば金曜日にドイツへ帰るのだが
週末はどうしても”デュッセに帰りたくない病”が
体の中から、心の奥底からどんどんと出てくる。
出張先から飛行機でデュッセ行きの飛行機を乗った瞬間
もがきまくり。退屈な週末が待っている。
そこでイタリアの出張が決まった時、代理店にそれとなく
聞いてみた。
おいら「今度、そっちの客先に行くけど空港の
ピックアップよろしく。あっ!それと
もしもだよ、土曜日にミラノ1泊でホテル
とれるかな?」
代理店「客先に話しておくから。ホテルは客先で
とってくれると思うよ。」
おいら「ありがとう。」
これがイタリアの週末1泊の始まりだった。
客先に行くと「ホテルは大丈夫!」といわれた。
ほんとおおきに。
おいらのプランは土曜の朝までパルマにいて朝一で
ミラノへ行くプラン。という勝手な想定。
が!客先プランは土曜日の昼12時まで客先が仕事
なので客先に12時までおいらが残りそこから
駅まで連れて行くという最悪プラン。
結果、昼12時まで残り12時半頃にパルマの駅に着き
チケットは客先がチケット窓口に頼む。
イタリア語喋れんからね。
でもファーストチケットがやはり良いので人差し指1本を
客先にみせると感がええね。
無事1stチケットをゲット!
問題はそこからだ。
当時のイタリアの電車はいつ来るのか不明。
何時何分になるのか誰も予想できない。
ましてや、プラットフォームまで変わる始末。
そういう場合は周囲をみてイタリア人のマネをする。
電車が近くまで着たら「ミラ〜ノ?ミラ〜ノ?」と
人に聞きまくる。
やがて、ミラノ行きの電車が。ようやく乗れた頃には
時計の針は午後2時半過ぎとかざらだ。
パルマーミラノ間は約1時間半ぐらいだったかな?
時計の針は午後4時過ぎでそこからホテルを見つけたり
すると、結局ドーモには行けへんのよね。
普通に考えると‥‥。やっぱりドイツに戻った方が
良かったりもする‥‥。
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