「前が!前が見えへん!」
会社帰りに襲った大雨。
仕事をしている最中は特に何も変わりのなかった
普通の雨。
夜7時。仕事が終わり、車に乗り込む。
「あーぁ。また雨か。この間やったフラット住居者の
ミーティングで決まった屋根業者はいつ来る事やら。」
そんな事を思いながらモーターウェイを目指した。
と、その時!
「ボタッ!」「ボタッ!」「ボタボタボタッ!ア〜タタタタタ
アタッ〜〜〜!バシャーーーー!」
とてつもないほどの大雨が道路と車を襲った。
いくら雨ばかりの国とはいえおいらの記憶の中では
これ以上の大雨にはあたったことがない。
ワイパーをフルにしたところで前方が全く見えなかった。
通常時速50マイルが20マイル前後で走る事になるとは。
一瞬、何処かに止まろうかと頭をよぎったが何処にも車を
止める事すら出来る場所などあるわけでもなくここはよーく
目を凝らし、超がつくほどの安全運転。
が、モーターウェイに差し掛かると大雨がウソのようになく
小雨がパラパラとだけ降っていた。
おいらの住んでる地区も小雨程度だった。
次の日、朝6時20分。会社に着くと駐車場には車はなく
ゲリラ豪雨対策、大雨、台風対策土ようの役割安心!
防災用吸水バッグがいたる所に置かれていた。
どうやら、前日夜は会社の駐車場は浸水したようだった。
喫煙者はタバコを吸いたくても外にあるスモーキング
シェルターに行けず雨が止むのを待ち我慢をしていたらしい。
おいらはラッキーな事に雨が止んでからの出勤なので
通常通りに駐車場には車は置けたが夜間出勤の人達は
車を会社の外に駐車していた。
会社のある所の地区にだけ豪雨が襲ったらしい。
この国のおかしなところはなぜ、道路よりも下に駐車場や
家を作るのかという事だ。
通常日本だと、床下浸水を考えて道路よりも高く家を
建てている。
おいらの住んでいる近所でもなぜか道路よりも下でなおかつ
坂の下に家を建てたりしている。
現在働いている会社もなぜか道路よりも下+坂の下に
建てている。
雪の日なんか最悪だ。早い決断で帰宅させりゃーええのに
あーだ、こーだいって決断を鈍らせ、挙句には車を
押す羽目になる。
ゲートの出入り口は坂だからね。1年中ノーマルタイヤやし。
地震がない国やけど、雨は多い国。
道路下、坂の下の理由がわからん。
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