昨日の朝、朝市に行こうと外に出たら、我が家の上の階に住んでいる韓国人のキンさんと出会いました。
ちょうど息子さんを保育園の送迎バスまで送って行くところでした。
「ドクトは日本と韓国どちらのものだと思うか?」
2、3週間前遭ったとき、ちょっと嫌がらせに聞いてみたことがありました。
OUGの朝市です。
珍しい托鉢のお坊さん。
一瞬タイかと思いました。 バーツ持ってないし・・
「ぼくはー、その話したくないですー。 家の中で家内から『だいたい韓国人はー』と責められて喧嘩になります」
キンさんの奥さんは日本人で・・・
テレビで日韓対立のニュースが流れると夫婦の間で意見の衝突が起きて喧嘩になるそうです。
そのため最近は日韓関係のニュースが流れるとすぐチャンネルを変えるんだそうです。
話をしても平行線だそうで。
どちらかというとリベラルな考え方のキンさんですが、韓国でドクトは韓国の領土と教えられてきたキンさんにとってはドクトは韓国の領土と思って何の疑いもないようです。
キンさんも家庭内国際問題を抱えて大変だねえ。
うちは酷妻問題だけど。
同じキンさんでも桜吹雪のキンさんと違って、刺青見せてって訳にもいかないし・・・
キンさんの仕事はライター
韓国の新聞や雑誌に記事を書いたり本を出したりだそうで、自宅でできる仕事
奥さんは朝早く出勤、帰りもそこそこ遅くなるようで、自然にキンさんは主夫となって・・・・
我が家では、あれは外に働きに行っているわけではないのですが、まあ重力といいますか勢力図といいますか、そんな関係で私が主夫のようなことになっております。
マレーシアへの貢献度からいうと家内の方が間違いなく上だから、まあ仕方がないですかね。
先日友人夫婦が我が家に遊びに来てくれました。
「うちはね、ダイニングテーブルの上にいつも150リンギットくらいお金を置いているのよ。食料品を買うお金ね。私は買いに行く暇がないので何時でも夫がその金で食料品を買いに行けるようにね。その金の減り方が激しいのよ。小遣いの他にその金まで使っているんだから・・・・」
家内が友人に言いました。
なんだよ、俺が横領したとでも!
だいたい俺の友達に言わなくたって・・・・
いえ、何も申しません。
酷妻問題ですから。
キンさんもこういう苦労をしているんだろうか。
私はあまり好きではない国、韓国の国民であるキンさんに同情の念を覚えました。
それとこれとは話は別でドクトは竹島だからね。
そこで家計をできるだけ安くということで朝市に行きます。
それも偶に歩いて片道40分かけて・・・・・
市場というとハエがブンブンという感じですが朝市はそんなことはありませんよ。
先日11階だかに引っ越して来られた日本人の若い女性がご挨拶に来てくれました。
ご主人はインド系マレーシア人だそうです。
日本とマレーシアは友好的関係で良かったですねえ。
カレー美味しいね。
こういう場合、私は挨拶もそこそこに外へジョギングへ・・・・・
長居をすると「うちの主人は・・」と何時矛先が私に向かってくるか分かりません。
火山が爆発する前にネズミがどこかに逃げ出すのと一緒ですかね。
あれは地震でしたか?
ピンポイ~ン
昨晩、キンさんの奥さんがやってきました。
なんでも彼女の知り合いの方がマレーシアの銀行口座の名義を夫婦二人の名前にしたいそうで。
キンさんは車を買いまして、昨日その車が届きました。
ディーラーが持ってきたときたまたまその場にいたのですが「なに、ヒュンダイじゃないんだね」
「韓国の車は下取りが安くなります。日本車がいいですね」
そうかい?
ひととうり説明してディーラーは帰って行きました。
「ええっと、窓を開けるときはどうするんですか?」
「えっ?」
「ええっと、止まったら、ギヤをPにしてサイドブレーキをかけるんですよね」
「えっ」
「すみません、これから試しにパンタイ病院に行きます。助手席に乗って一緒に行ってくれませんか。 助手席に誰か乗ってないと不安で・・お願いします」
「えええっ!」
「ぼくは、なんですか、マニュアルしか運転したことないです」
し方がないので助手席に乗って・・・・
そこで奥さん。
「主人と日韓の間の話になると平行線で交わることがないんです」
私は一緒にやってきた3歳の息子さんの顔をしみじみと眺めていました。
おわり