2012年10月より改正著作権法という法律が施行されることになりました。改正著作権法は非常にわかりにくい言葉で説明されている為、インターネットユーザーとしては不安な方も多いかもしれません。どのような作業が違法になるのか、具体的な例をあげてご説明いたします。
その前に、まず結論から申し上げますとWatchJTVのテレパソは、日本で設置され海外で視聴されましても今回の法改正によって違法になる事はございません。
今回のポイントは下記の通りです。具体的な例を挙げてご説明いたします。
1. 違法にアップロードされた音楽ファイルなどを(違法と知りながら)ダウンロードすること
Youtubeのサイトに無料で見れる映画、テレビなどありますがあれもダウンロード視聴が今回の法改正により見る事自体も違法になります。
2. テレビ番組やCD、DVDなどのコピーガードCPRMを解除してコピーすること
今回の法改正は多くの波紋を呼びそうですが、現行これが施行されれば、日本のIT技術が大幅に世界から遅れをとる事になります。
話を戻しますが、今回の最大のポイントとなるのは、コピーガイドを解除してコピーする事という部分です。(上記の図参照)日本の地デジというのは世界でも稀な規制がかかっています。皆さんもテレビをみるときに必ずB-CASというカードを見かけると思います。これがその規制です。
こ のカードがなければ地デジ自体が(無料のはずの地デジが実際には規制されている)視聴できません。このカードで受信した地デジは地デジ対応機器に取り込ま れデータ自体は特殊な暗号状態(CPRM)で保存され移動したり、コピーしたりする際に規制がかかる様になっています。これがよく耳にするコピーワンス、 ムーブワンスなどという言葉です。
このコピーワンスやムーブワンスなどは現時点(9/21/2012執筆)では、市販のソフトで解除ができ、現在多くの方が個人の利用として利用されているソフトです。今回の法令では、このソフトをインストールしてCPRMの解除をすると違法というわけです。(ソフト販売会社は多く影響受ける事でしょう)つまり今迄一般的にコンピュータで地デジを取り込みコンピュータ上でCPRMを解除するソフトをはしらせ、その既成されたファイルを例えば、iPadで視聴するという使い方も違法となるわけです。
参考記事:http://www.j-cast.com/2012/09/14146569.html?p=all
弊社のテレパソは、この規制も当初から考慮し、地デジのコピー規制を外すということは一切おこなわない方式でデー タを取り込んでおります。一般で市販されている日本公認の地デジチューナーボックス(バッファロー社またはアイオーデータ)はCPRM規制がないデータを 出力しますので今回の規制に触れる事なくご継続してご利用いただけます。基本的には、地デジを取り込むと出力されるのはアナログ化されたデータとなるため (地デジチューナーボックス)今回問題となっているCPRMという概念は全くないデータでご利用いただけております。
今回のよう な日本での時代と逆行したような規制は、多くのベンチャー企業の成長を妨げる結果となっております。まねきTV、ロクラクなどもその一例になるかと思いま す。これらのケースは第三者にデーターを経由させることが問題となったケースです。つまり、自分の所有する機器でも第三者を経由させると違法となるという わけです。
現在まだ控訴中ですが、これが確定しますと現在流行しているDropboxのサービスに自分のお気に入りの音楽ファイルをアップロードして利用することも違法となってしまうというまさに時代に逆行した大きな問題になるといえます。
日本の規制により今後日本では世界とは逆行して、自宅にサーバーをたて自宅管理をするというスタイルが今後主流にならざるを得ません。(自 宅に音楽を保存しておきそれを海外や遠隔で再生して楽しむ事に著作権法は発生してきません。)テレパソは、まさにその一歩となるかと思いますが、今後のク ラウド化も日本の多くの企業にとっては大きな壁となってくるでしょう。弊社ではこれに先駆けてプライベートクラウドのご提供も開始しております。テレパソ でテレビを楽しみ、プライベートクラウド(KumoPaso "くもパソ")で自分のコンテンツを著作権法を気にする事なくお楽しみいただける自宅設置用プライベートサーバーです。
WatchJTVでは、今迄難しいとされていたサーバー機能を備えたコンピュータを自宅で管理できる機能を搭載したカスタマイズPCをお届けしております。
http://www.WatchJTV.com