とある日の事。
腹がイテーッ!イテーんだぜ〜!ついでに吐き気も大さじ50杯。
おいらが体の異変に気づいたのはウェールズに来て3ヶ月ほど
経った朝7時頃だった。
そうだ!冷えたんだ。体が冷えたに違いない!簡単に考えていた
アホなおいら。
浴槽に湯を溜め風呂に入る。朝風呂だ!これで清々しい朝を
むかえられる。あー、幸福の時間だ‥‥。
逆効果だった‥。
そうだ!こんなの時の為に梅肉エキスと正露丸があったやないの!
これさえあれば大丈夫。ハッハッハッそんな事に気づかない
おいらってアホやね〜。
5分後‥ぜーんぶ綺麗サッパリ吐いてもうた。
うー、気持ちワルー。
結局、当時おいらの住むコテージの斜め前に住んでいた知り合いの
ウェールズ人の家に行き助けを求めた。
ちなみにこの人達はおいらがウェールズの父と母と呼んでいる人達。
二人はおいらを見るなりビックリした。おいらの顔の色が
真っ青になっていたからだ。
とにかく、二人はおいらを病院まで連れて行ってくれた。
病院へ着くとおいらは車椅子に乗り病室へ運ばれた。
そりゃーもう、意識もうろうで何が何だかよう分からんかった。
でも、今でも覚えてるのはウェールズの父と母が一緒に
病室に居てくれた事。
そして、ウェールズの母がおいらの手をギュッと握っていて
くれた事だろうか。
パンツを脱がされ解熱座薬をズボッ!と入れられた。
ふと我にかえった!お前なにすんねんな!
誰やねん入れたの?男の看護士だった。
その時ウェールズの父と母の姿は既になかった。どうやら
帰宅したらしい。
そして、今度は女医さんが扇風機を持ってきた。
扇風機をベッドの横へ置くとおいらの服を強引に脱がす。
脱がした後、扇風機を強にセットしおいら目掛けて風を向けた。
さみ〜。メッチャ寒いやんけ。なんで?
女医さん曰く、高熱を冷ますにはこれが一番だそうな。
っていうか、あんた、おいらの事ちゃんと見てます?
震えてるでしょ。
こう、なんていうのかな、ブルブルしてるやんおいら。
寒いねん!止めろや、その扇風機!
その後も入れ替わりでナースが来て今度は点滴をブスッ!と
腕に刺され入院が決定。
寒さを堪えながら一日を病院でおくってしまった‥‥。
後で聞いた話だがウェールズの母はその時のおいらを見て
実の我が子の様に見えたといっていた。
いろいろとスンマヘン。
その節はお世話になりました。
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