残念なお知らせですが、当校から2名の生徒にそれぞれ一時・強制帰国を勧告させて頂きました。
その理由は、まだこのブログに書く時期ではありませんので、理由を書くのは控えさせて頂きます。
まず先に、1名の生徒の強制帰国が決まりました。
保護者の了承のもと、保護者が成田空港にお迎えに来て頂けるという理由から、週末に日本に到着する便での手配となりました。金曜日に保護者とご相談し、翌日の土曜日にバンクーバーを出発し日曜日に成田空港に到着できる航空券の帰国日の変更手続きをさせて頂きました。
もう1名の生徒は、提携高校からの承諾待ちでしたので、帰国日は週明け早々にと私は考えておりました。
強制帰国が決まった学生には、金曜日に、帰国は明日の土曜日になったと伝えました。
今朝、朝の7:30分に帰国日が決まっていない学生のホストファーザーから電話が入りました。
内容は、自宅に防犯システムを取り付けているので、玄関が開くとピピツと音が鳴ります。
朝7時頃にピピツと鳴り、泥棒かと思い驚き飛び起きたがドアの鍵はかかっている。
家族の誰かがこんなに朝早く出かけたのかと家族1人ずつのベットルームを覗くと全員が家に居るので、学生のベッドルームに行きノックしても返答がないので、ドアを空けると彼女が居ないので不思議に思い部屋に入ると、スーツケースも服もなくなっていると知り、慌てて私にお電話を下さいました。
私は学生の携帯電話にかけましたが返答はなく、急ぎホームスティ近辺を車で探しましたが姿を見つけることは出来ませんでした。
即座に警察に失踪届けを出そうかとも思いましたが、今日帰国する学生のホームスティ先に電話を入れると、その学生は家に居ることが確認出来ました。
今日の彼女の強制帰国は、ホームスティ先から失踪した学生も知っていますので、必ず空港に現れると想像が出来ましたので、それまで警察への届けは控えることにしました。
午前11時すぎに、帰国する学生をバンクーバー国際空港に連れて行き、搭乗手続きをしている最中に、失踪した学生から帰国する学生の携帯電話に連絡が入りました。
失踪した学生の航空券はJALであるため、自身で空港内のJALのカウンターに行き、無論JALですので職員の中には日本人がおられます。学生は日本語で復路のチケットを今日のチケットに変更し、既にゲート内に入っていると聞きました。
空港で失踪した学生が見つからない場合、警察に失踪届けを出す作業などを考え、今日帰国する生徒の空港送迎は、当社から私とスタッフの美香の2名で来ていましたので、美香が学生から携帯電話を受け取り、詳細を聞きました。
ホームスティ先からスーツケースを持ち飛び出してきた生徒は、しっかりと鍵を閉めてきたのは良いですが、鍵を返していませんでしたので、美香が空港の職員にお願いをし、学生をゲートから出して頂き鍵の返却を頂きました。
ゲート内に一度入ったら出てくることが出来ないと思っていたので、少し驚きました。
お陰で、彼女の顔を見てお別れをするこが出来ましたが、これは前代未聞の出来事です。
1人の生徒が帰され、自分だけが残されるが嫌だった為に決意した行動だった様ですが、私たちはただただ驚くばかりでした。
ホストファミリー、学校の職員、友人、全員に黙って、カナダを出国しようとした行為は、決して許されるものではありませんが、来加して間もない英語力のないあなたが、良くもこの様なことをやってのけることが出来ましたね。
彼女のしたことは、決して褒められる行為ではありませんが、ほんの少し感心したと思うことは不謹慎でしょうか。。。
それでも、最後には「迷惑かけました。」の一言が彼女から聞くことが出来たことが、何よりも救われた気持ちにしてくれました。
私は帰宅後に、日本時間の朝7:30を過ぎるのを待ち、彼女のお母様にお電話を申し上げ、事情説明をさせて頂きました。
お母様より「東京でどこかに行く可能性があるので、成田まで迎えに出ます。」と仰って頂きました。そうして頂けると安心ですので、その様にお願い申し上げました。
君たちはいつも自分たちの正当性を主張しますが、それはたんなる屁理屈です。
ご両親をどれだけ心配させたら、君たちは満足をするのでしょうか。
それでも、あなたに空港で伝えることが出来なかったので、ここに書かせて頂きます。
自分のやったことに責任を取れる大人へと成長しなさい。
何度躓いても、這い上がり、高校卒業だけは諦めないで下さい。
Missingの意味は全くことなりますが、名曲なので応援クリック宜しくお願いします。
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