私は以前から何度か、日本に居住しながら
香港HSBC口座を開設する事に対して疑問を
投げかけるブログを何度か書きました。
参考:その過去のブログ達↓↓↓
5月23日のブログ → HSBC銀行 香港 口座開設 付添い
7月11日のブログ → 香港HSBC口座活用 なるセールストーク でもどうやって??
7月12日のブログ → HSBC銀行インターネットバンキングで対応できず!
7月13日のブログ → HSBC銀行プレミア窓口に行ってきた
つまり、私的には下記の理由から香港に住んでいる訳でもないのに
わざわざツアーで香港に来てHSBCの口座を開設することに
疑問を感じています。
理由はいくつかあって、大きくは下記の5点です。
1.香港HSBCはインターネットバンキングでは不可能な
処理がたくさんある
つまり、窓口に行かなければ対応できないのです。
振込先口座設定や
振込限度額設定、
ATM出勤額設定等等
窓口に行かなければ設定できない事がたくさんあります。
2.香港で規制強化や、法律・制度の変更があった場合
窓口に行って対応する必要がある
3.香港HSBCが提供している投資案件は
最低投資金額の設定が高すぎる
例1:人民元債券の購入は最低1,000,000人民元(現在レート1240万円)
例2:投信購入の際は1,000,000香港ドル(現在レート1020万円)
購入しないと、手数料が1.5%まで下がらない。
但し、窓口に行くとボーナスとしてさらに0.25%引き下げられ1.25%となる。
4.言語の問題
疑問点や質問点があって、わざわざ国際電話をかけてHSBCに
問い合わせをしたとしても、英語、中国普通語、広東語を
話せないと全く対処できない。
5.税金の問題
よく見かけるウェッブのふれこみでは、香港では
キャピタルゲインや配当、利息 が無税であるので日本に比べて
有利!とか表現されていますが、それは香港居住者であれば
無条件で無税となりますが、日本に居住しながらだと、
私は判断がグレーだと思うので、税理士の方に相談された方が
いいと思います。
つまり、私は日本に居ながら香港にあるHSBCで口座を開設することに
あまりメリットを感じません。
最近では、日本人ツアー客がぞろぞろと香港HSBCのある支店に
やってきて、10人単位で口座を開設することを拒否する
支店も出てきているとも聞きます。
なぜなら、10人単位で口座を開設しても、利用頻度が少なく
さらに残高も数万円程度と少額でHSBCにとっては
口座開設費用や維持費用の方がかさむといった判断になっているようです。
また、こちらでは日本の慣習と違って口座開設を1円から行う
とかそういうことは基本的にNGで慣習としてありません。
”取りあえず口座開設して1円だけ預けておく”
というのは香港ではNGなのです。
そして今月になってあるレターがHSBCから今月送られてきました。
上の理由2に述べたの事が発生したようです。
それは香港HSBC口座を日本に居住しながら持つ事に対して
さらに疑問を投げかけるものとなりました。
そのレターが言うには、、、
香港の金融規制強化のため現在発行されている
磁気型のATMカードは順次廃止されて
ICチップ入りのATMカードが新しく送られてくるというものです。
2014年の3月までには従来の磁気型ATMカードは完全に
使用不可になります。
さらにショックな事実として、
2013年3月までに、セキュリティー強化の為
現在発行されている磁気型ATMカードの海外引き落とし限度額が
つまり香港外での引き落とし限度額が
一旦ゼロに自動的に設定されてしまいます。
引き続き海外引き落としサービスをしたい場合は
窓口に行くなりして、海外引き落とし限度額を再設定しなければ
ならないのです。
↓↓↓送られてきたレターの一部コピー写真
日本に居ながらの香港HSBC口座設定は事前によく熟考して
行うようにして下さい。
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