こんにちは、コウダイです。
ロンドンオリンピックもついに開幕!ぞくぞくとメダルを取る選手、彗星のごとく現れるニューカマーの選手などなど、スポーツにはドラマがつきものですね。
サッカーでは、まさかの大金星を見せた、サッカー日本代表のオリンピック初戦、スペイン戦。つい先日EUROサッカーを制したスペインのはずですが、初戦を黒星スタートにするなんて、思ってもいなかったのではないかと思いますね。
財政危機で揺れる、スペインにとっては国民にとっても大きなショックだったのではないかと思わせられます。
オリンピックと言えば、開催地ロンドンではものすごい警備状況になっていたり、スポンサーや著作権など、見えざる問題も多々発生しているのも事実です。
紳士の国、イギリスであるからには、競技の態度やそれに対する取組みも非常に重要な位置づけにあり、暴言を吐いたり、失言をするだけで、オリンピックを辞退しなければいけなくなるのも、それはまた当り前の時代になってきました。
さすがに、冬季オリンピックのスノーボード、国母選手の例のように、<服装が紳士じゃないから>というような理由では、参加失格とはなりませんが、<失言・暴言・特に差別発言>などは大きな火種となり、今回のギリシャの女子・三段跳び選手のTwitterでの発言が、オリンピック参加失格の原因となった事は、デジタル社会2012年らしいと感じます。
それにしても、無数にあるようなツイッターでの発言が、失格の原因になってしまったというのも、興味深い話なので、今回のギリシャの三段跳び代表選手・Voula Papachristou選手に関しては、それが結構過激なものだったのです。
余談ですが、この三段跳びの競技、英語では、"Triple Jump"というそうです。
結構、英語ってそのまんまの事が多いですよね。笑
ツイッターでの発言の内容は、
“So many Africans in #Greece at least West Nile mosquitoes will eat homemade food”
というもの。
West Nile というのは、最初に発見されたアフリカから、蚊(モスキート)を媒介として、近年ヨーロッパやアジア諸国、オセアニア、北米などにも広がっている日本脳炎と同じ種類の科に属する熱病で、重度の場合は死にも至るケースがあり対応が急がれている熱病です。
ツイートを直訳してみると、
“ギリシャに沢山集まっているアフリカン人達がいれば、すくなくとも、ウエストナイル熱を持った蚊は、地元の味が楽しめるわね”
といような非常にブラックな内容になります。
Voula選手が何故、こんな過激なツイートをしたかとたどってみると、彼女は、先日ギリシャで行われた代表選挙にて、7%の支持を取得した、政治組織 Golden Dawn(ゴールデン・ドーン)を擁護するもので、現在のギリシャの移民制度により、多くのアフリカ人がギリシャに移民や移動、集まっている現状況を皮肉ったツイートだという背景がありました。
つまり、『アフリカ人は、ギリシャから出て行け!』とも同然の強いメッセージが込められたもので、<アフリカ人は、ウエストナイルにかかっちゃえばいいのよ。>という、Voula選手のツイートは国際的に、差別発言として受け止められ、即刻でオリンピックの出場権が剥奪されました。
詳しくは、以下のBBCのサイトからも読み込む事ができます!
[参考文献 BBCニュースサイトより]
政治的にも不安定な事は、ロンドンオリンピックなどの盛り上がりで薄れてしまいがちですが、スポーツと経済は、常に同時に進行しているわけで、オリンピックで一喜一憂している間にも様々な事柄が進行しているのではないかと思いますし、先日公表されたイギリス銀行間不正取引金利操作についてもうやむやにならないで欲しいものです。
さて、ヴァオラ選手と読むのか、ギリシャ名の発音がいまいち分からない為、英語表記でVoula選手とさせて頂きますが、このツイッター発信の引きがねになった、Golden Dawnという政治組織がどうやら、曲者のようで、現在のギリシャの政治状況や国民心理を表すものでもあります。
国民の支持の7%と言えば、小さく感じるかもしれませんが、政治の世界では全体の10%の支持を超えれば、巨大な発言力となります。
そして、このGolden Dawnといわれる政治組織は、別名・ネオナチとしても知られております。
ネオナチ、といえばピンと来るかたもいるかもしれませんが、旧ナチスの意思を引き継いでいたり、ヒトラーを崇拝する極右翼であり、白人至上主義の流れを持つ過激政治組織であり、経済の不安定な現代、急速に増え続け力をつけている団体でもあります。
経済や政治が不安定になると増え続ける、こういった過激組織ですが、日本ではまさかそんな事!なんて感じるかもしれませんが、海外留学などで世界に出ると様々な考えの持ち主と出会う事があります。
目からうろこが出る事もあるし、そんなバカな!なんて事も日常茶飯事です。
恐らくこれが、『カルチャーショック』と呼ばれるものなのだと思います。
私は、このカルチャーショックは良くも悪くも、人間の考え方を柔軟にしてくれ、適応力を鍛えてくれる人生トレーニングのひとつなのではないかな?と思っております。
就職したり、社会に出ると、同じ日本国内でも色々な人たちに出会いますよね。
そして、同じ日本でも、北から南、西から東、言葉のイントネーションや価値観の違いなど、男と女、世代間でも感じる事があります。
世界で大きな価値観の違いを体験すると、一度自分の<価値観キャパシティー>が大きく広げられ、ちょっとした価値観の違いなど『そんな事大したことないや!』なんて思える風になるかもしれません。
そうすると今までのコツコツと貯めていた小さなストレス達も、ほんの小さな可愛いものに見えてきて、器が大きな人間になる事請け合いではないでしょうか??
■ 一度環境を変えて、大きく視野を広げる力を身につける。これも、留学で得られる英語力以外の大事な大事な力だと思いますよ♪
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