「ドリアンを食べに行きませんか」
そんなお誘いを受け行ってきました。
「場所は何処ですか?」
「ポートディクソンの近くなんですよ」
っということで到着したのはここです。
視界の範囲内、地平線は空
パームヤシのプランテーションが延々と続いています。
これはヤシの実をとるヤシでしょうか。
「ここには確実に蛇がいますね。コブラとかニシキヘビとか」
紛れ込んだら出てくる頃には全身蛇だらけかもしれませんねえ。
ヘビ嫌いですからついついそんなことを思ってしまいます。
こいう風景が延々と続いています。
「日本じゃ絶対ない景色ですよねえ」
向こうから何やら満載したトラックがやって来ました。
よく見るとブドウのように黒い実が塊になって・・・・
おお、パームヤシの実の部分のようです。
「これから油を搾って日本に輸出されて洗剤になるんですね」
こんな風に収穫しているんですねえ。
この日ご一緒したのはFさんご夫妻と友達の女性の方 この女性のかたのご主人はリストラにあい退職、その後再就職した会社で海外駐在勤務を希望してマレーシアに来たそうです。
50代にして初めての海外生活だとか。
この広い空のように前途洋々だといいですね。
ヤシの木が続いて・・・・・
ドリアンはどこでしょうか。
海がすぐ側なのでこんなところも見ました。
1ヶ月くらいならこういうところでホームステイのいいですね。
脳軟化症になる? もともと柔らかいですから。
途中の海が見える公園でトイレ休憩です。
ドリアンは何処?
ありました。ドリアンの林の中の一本の木になったドリアン。
ドリアンといえば屋台に山積みになったものばかりで、木にぶら下がっているのはなかなかお目に掛かる機会がありません。
そうそう、こんなふうに実っていたんだ・・・
ドリアンの林です。
蛇が恐ろしくて草むらの中には入っていけません。
「リスがですね、ドリアンを齧っちゃうんですよ。 齧られると売り物にならないから困るんですよね。それで前回来た時にですね、捕まったリスが篭に入れられて見せしめに軒先につるされていました」
へー、リスがドリアンを齧る?
これがリスが齧ったあとです。 リスさん、あなたは凄い!
一度私の目の前でやって見せて。
この掘っ立て小屋がドリアン販売所 ワイルド!
「おじさんドリアン食べさせて」
ほのかにドリアンの香りがしそうなオジサンに言いました。
おじさんはゴモゴモと口ごもりながら何か言いました。
「俺は分からんから息子が来るまで待てと言ってますね」
流石ここにもう4、5回は来ているというFさん、現地語が分かるんですね。
程なく車で息子さんがやって来ました。
「こっちの大きな奴を食べたいんだけど・・・」
「これは予約されてる物だからダメ」
ということで出してもらったのがこれ!
「美味いですね、これ、クリーミーで」
ハエ、シッシ、シッシと手で追い払う・・
「濃厚ですね」
ハエ、シッシ、
さっきまでいなかったのにドリアンを割ったら何処からともなくハエが・・・
ちなみにドリアンを食った後酒を飲んでは行けないと言われていますが「そんなことないよ、俺は何時もやってるけど何ともないよ」
先日山登りに誘ってくれた方が言いました。
なんと勇気ある御方。
私もやってみましたが何ともありませんでしたね。
ドリアンを食べたあとしばらくして海が見える海鮮料理店で昼食
1時過ぎているのに店は客でいっぱいでした。
料理が出てくるまで暇だったので他の客が食べているものを写真に撮らせてもらいました。 これはたしか魚です。
これはイカ揚げ。
これは貝の一種
これも魚だったと思います。
エビ入りビーフン麺と適当に名づけました。 美味しかったです。
殻付き海老の甘辛炒めといったところですね。
野菜炒め。
海鮮料理店から海に向かって桟橋が伸びていました。
この海鮮料理店のトイレに入って穴をみたら底は海
海にポッチャンでした。
魚、大丈夫かな・・・・・・
海に伸びた桟橋はコンクリート製、途中から歴史を感じさせる木製に変わります。
その先にはマラッカの海が広がっています。
海に打たれた木製の杭のてっぺんに生えた木
この先どういう生涯を送るんでしょうか。
海鮮料理店を後にしてフィッシュボールの製造所へ行きました。
「ここのフィッシュボールは美味しいんですよ」
Fさんはこちらに来るたびに立ち寄るそうです。
店の中に入る前に隣の家の前の側溝を見たら1m位のオオトカゲがいました。
こんなのがごく自然に軒下にいます。 ワイルドだなあ。
フィッシュボールは日本のかまぼこを丸めたような食べ物
「味見してみる?」
おばさんに勧められて1個食べてみました。
美味い!
魚のすり身のしっかりした味がします。
ほんのりと塩味がついていて美味しい。
中国系のこういうところはお世辞にも衛生的とはいえないところが多いそうですが、此処は掃除も機材の手入れも行き届いていて衛生的です。
これでおでんが出来そうです。
お土産に少し買いました。
またまた暫く行くと・・・
またパームヤシのプランテーション
随分走ったのに山がぜんぜんありません。
しばらく走ってドラゴンフルーツ農園に到着
この植物を見るとドラゴンフルーツとはよく名付けたもんだと思います。
ドラゴンを彷彿とさせます。
「ここのドラゴンフルーツはKLで食べるものとは全く違うんですよ。とにかく美味い」
「取りたてで新鮮だからでしょうかねえ」
スイカとはまた違ったサクサクとした歯ごたえで、よく冷やすと暑い日にはピッタリの果物ですね。
おお、ドラゴンフルーツだ!
緑の中に鮮やかな赤がとても綺麗でした。
これはもう収穫時何じゃないでしょうかね。
思いの外広い畑でした。
こんな花も咲いていました。
ドラゴンフルーツ畑も見たところで、さあ、試食!試食!
どうですかこのきれいな色 試食用に冷え冷えにしていてくれて美味しい~
しつこくない味でいくらでも食べられます。
店番のおばさんも出し惜しみしないで出してくれるのでついつい手が出ました。
手も唇も真っ赤
「10個頂戴」
えっ、10個も・・・
「ええ、我が家では毎日2個も3個も食べるんですよ。体にもいいですからね」
「ポリフェノールですかね」
売っているものには1個8リンギットのもの、7リンギットのもの、6リンギットのもの、
一山10リンギットのものなどがありました。 Fさんは各種取り混ぜて20個以上買いましたか。
私は8リンギットのもの2個
この看板が目印
ここが一番サービスがいいそうです。
近くにあのポートディクソンの海の上のヤシの葉を広げたような形に作られたコテージのリゾートがあるそうです。
是非行かれてみてはいかがですか。
おわり