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プッシュガールズな文化

こんにちは、コウダイです。

6月は梅雨だという事はわかっていますが、それでもイメージとしては蒸し暑いのが梅雨という感じでした。けれども、今年は、肌寒い日が続いていますよね。

オーストラリアのシドニーも、今年の6月はすでにいつもより寒い日が続いており、降雨量も記録的だそうです。北半球、南半球遠く離れていても、いつもどこかでちょっとした異状気象が起きているような気がしますね。

さて、『海外に行くと、カルチャーショックを受ける』と良く耳にすると思いますが、具体的にカルチャーショックって何だろう?とも、思いますよね。

言葉の違いや、考え方の違い、やたらポジティブだったりする事もありますし、システム的な違いも多々あります。履歴書には、写真を貼らないのが常識であったり、人種差別・年齢差別・男女差別的な部分にもとてもデリケートです。

その中でも、私が『わーお!』と感じたカルチャーショックというと、テレビ番組の類かもしれません。

国によっては、テレビを見るのにお金がかかる国や地域もありますし、日本のようにテレビさえあれば、無料で見れる国もあります。

ホームステイなどに滞在してみると、家族が好きなテレビ番組みあると思いますし、ホストブラザーの部屋にあるテレビで、ちょっと親の前では見られない(スラングがいっぱいある)番組を見せてもらえる事もあって、色々な世界が覗けると思います。

今でも、インターネットやYoutubeの動画で様々な番組を除きみる事ができるのですが、今年の6月から新しく、アメリカのインデペンデント系番組制作会社である、Sundance Channel(サンダンス チャンネル)にて、新しく始まったシリーズ、【プッシュガールズ】が大きな話題を呼んでいます。

プッシュガールズ(Push Girls)とは、車いす【英語:Wheel Chair】に乗っている、ガールズ達の事です。

ガールというからには、若くして、事故などで下半身不随になってしまった女の子達の話なのですが、実際に登場し、番組で様々な挑戦をしたり、自らの過去の経験を語るプッシュガールズ達は、現実に実際に事故で、車いすに乗らなくてはけない人生を送る事になってしまった、実在するガールズです。

まさに、リアルのショーであり、英語では、リアリティショーとも呼ばれています。日本でいうと、あいのり、みたいな番組が近いのでしょうか?



バリアフリーが進んでいる海外では、バスや電車、建物の多くが、車いすの人達にも非常に使いやすくデザインされており、さらには土地が広いため、道幅も通りやすいので、私も常々、土地の広い国に行くと、設備に驚かされ、また多くの車いすの人が生活しいているのを目にします。

それでも、やはり若い女の子達にとって、足が不自由であるという事は、【多くの人の目にさらされれる】という気分を味わう事になります。それが、やはり車いす人生を送る上で大きな障壁だともプッシュガールズでは話しています。

Hip Hopのダンサーのプッシュガールやアスリート気質のプッシュガール、モデルを目指したり、水泳に挑戦してみたり、様々な体験をする番組です。

アメリカなど、自由の国は、【表現の国】も自由です。そして、その自由度は広すぎて、むしろ日本のように規制やルールの中で生活している日本人達は、急に自由になると「どうして良いのか分からなくなってしまう。」という体験もする人も多いようです。

それでも、日本ではこんな番組絶対に、報道規制や差別だ!などと言って何かしらの反発などが生まれて、企画段階で通らないのでは?と思ってしまいますね。

他にも、<リトルピープル、ビッグワールド>という番組があり、この番組の主人公は、リトルピープル、つまり<小さな人間>です。

日本では障がい者と表記するようですが、なんらかの先天性の病気などで、背が高く伸びず小人さんみたいになってしまう人たちが、様々な挑戦をしたり、時にはシニカルにブラックで、自虐的な番組も、リアリティショーです。

正直、この番組を友人宅で見た時は、まさに【カルチャーショック】を感じましたねぇ。苦笑

留学NPO代表コウダイのこれくらいポジティブにBlog


「日本じゃ絶対にありえない!!!」

しかし、それは何でもポジティブにとらえる国です。むしろ、リトルピープルは悲観的な人生を送るのではなく、「私でもこんな事ができるんだ」と人気ですし、プッシュガールズは、同じように若くして、足の不自由な女の子達に希望とチャンスを与えるきっかけであり、さらには「飲酒運転防止」などのキャンペーンを行ったり、活躍の場を与えています。

見たい人は見れば良いし、見たくない人は見なくても良いのです。

それが「自由」という事ですよね。

もちろん子供には見せてはダメ!など、テレビにも映画のように、18禁規制や15歳以下禁止などの規制などがあります。

お互いの自由が認められるこのシステムは、最初はカルチャーショックかもしれませんが、考え方によっては、素晴らしくポジティブな国なんだなぁ、と感じます。

これは、カルチャーショックのひとつのサンプルですが、海外生活を続けていると多くのカルチャーショックと遭遇する事になります。

そこで、ひとつひとつを受け止め、考え、学ぶ事によって、留学期間の中身がどんどん濃くなっていくものです。

TOEICのようにテストの点数が出るわけではないので、「学んだ気」がしないかもしれませんが、こういったカルチャーショックの連続が柔軟でクリエイティブな考え方を作ってくれると思いますよ。

『みんなと同じではダメ』な社会になりつつ日本にとって、こうやって個性を伸ばし、個性的で中身のある自分作りもこれから日本にはきっと大事になってくるのだと思います。

■ 留学を成功させる、充実させるのはカルチャーショックの数かもしれませんね。ショックを受けた分だけ、そのカルチャーを理解しているとも言えるかもしれません。



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