5月1日&2日(第1番から第3番)、8日&9日(第4番から第6番)と2週に渡ってバッハ無伴奏チェロ組曲の演奏と6人の振り付け師によるダンス、というえらい文化的な催し"Logos Dialogos - 6 suites de J.S. Bach para viloloncelo solo e danca"があり、行って参りました。もともと夫がこのチェロ組曲が好きだというのと、振り付けに私の好きなデボラ・コーカーが参加するということで、行こう行こう、となったのですが・・・
初日!ものすごい渋滞の中やっとたどり着いたにも関わらず、なんと、チェロ奏者でこのイベントのアートディレクションなんかも手がけたDimos Goudaroulisが、数日前にステージから落ちて手を怪我しちゃってチェロ、弾けませーん、と言うじゃないですか。詐欺です。しかし怒り心頭、払い戻せー!と叫ぶ人は周りに見当たらず、和やかに録音演奏と共に舞台は進行しました。舞台にぽつんと置かれたチェロが、いつまでも演奏者の不在を思い起こさせ、2番目は、ブラジルで最も有名なバレリーナだというアナ・ボタフォゴ(Ana Botafogo - teatro municipal do RJ)も出てましたが、まあ、なんだか入り込めませんでした。舞台終了後、ギブスをはめたディモス氏が高らかとがっつポーズ、みんな歓声、って流れには、ちぇっ、みんな身内かよ、お詫びとかないわけー?と一人ぶつくさ思っていた次第です。しかし、デボラ・コーカーの振り付けは、第2週目。というわけで、まあ翌週もいったわけです。
というわけで、最終的には、非常に満足致しました。そんなご報告です。(写真は、フェイスブックから拝借した第5番のリハーサルの模様。あー、怪我してないわー。)