4月28日にクアラルンプールで「428 Bersih 3.0」という選挙改革を求める民間団体の集会が行われ、
2~25万人の野党連合支持者が参加し、500人以上の逮捕者がでました。
参加者は、みな黄色い服を着ました。
前日に、友達から「明日は黄色い服は着ちゃダメ」とか、
「去年の集会の時は、黄色い制服を着てた清掃員まで逮捕された」とか聞かされていて、
当日、facebook上では428祭り状態になっており、多くの衝突シーンがUP&シェアされました。
また、ライナス社のマレーシアレアアース工場(出荷先は日本)建設に反対する団体も、
黄緑色の服を着て同集会に参加しました。
続いて今日5月3日は、世界報道自由デーという事で、支持者は黒い服を着ました。
マレーシアは報道の自由度において、179カ国中124位に位置づけられました。
ここで気がついたのが、マレーシア人の、こうした活動への感心の高さです。
多くの人々が、色シャツを着て支持を表明し、facebookに実名で意見を書き込んだりと、
なんらかの形で参加していました。
日本だと、一部でなんらかの抗議活動が起こった時、
それに同調する人たちがいても、ほとんどはただ傍観します。
公で反体制的な意見を言うのは憚られるし、突出した事をすると村八分にされるからです。
ネット上での発言の場は、主に匿名主義の2chなどに流れます。
活動の是非はさておき、
意見を持つこと、キチンと表明する事(できる場)は大事だと思います。
マレーシアは多民族共存国だからこそ、
自分と他人との違いを受け入れた、大らかさがあるような気がします。
このデモは毎年やってるみたいですが、今回初めて現地で垣間見て、
のんびりしてると思ってたマレーシア人の、激しい部分を見ました。
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