ドロフィンウォッチングは世界中で行われているけれど、「せっかくいったのにいなかった」というはずれは困る。
ランデブーフィジーの沖合いでもよくいるかは出るけれど、1週間毎日遭遇した、というときもあれば、いないときも。
イルカは移動しちゃうから。
水族館みたいなところやいけすでイルカをかっていれば確実だけれど、それは自然な姿ではない。
ところが、フィジーに一箇所、100%確実にいるかが見れるリーフがある。
それが、フィジー本島東のムーンリーフ。
リーフの内側に100頭を超えるいるかの群れが住んでいるそうだ。
ムーンリーフのすぐ近くの本島に宿泊とボートサービスをしてくれるところがあり、子供のスクールホリデーを利用して家族でいってみた。
ナンディから車で5時間。
スバを通り、ナウソリタウンを越してから、ひまつぶしにフィジアンの村を数えていったら20も村を越していた。
ドロフィンウォッチングして宿泊できるところは2つ、
タカラナ(Takalana bay retreat)とナタレイ(Natalei eco lodge)だ。
タカラナは個人所有地の民宿で海を見渡す高台にある。
ナタレイは村運営の民宿で村の中のビーチ沿いにあり、南太平洋大学の外国人研究員がここをベースにイルカのリサーチをしている。
今回はタカラナに一泊しているかを見に行った。
部屋はふたつだけだけれど、一部屋に5つくらいベットがあるドミトリータイプ。
庭から見える海の景色がきれい。
晩御飯はチキンや焼きそばなどでおいしかった。
ここの食事は評判いい、ときいていたけれど、家庭的な味付け。
地元のフィジアン女性が作っている。
夕食のあとは、カバやフィジアン音楽をスタッフが奏でながらもてなしてくれた。
翌朝早く起きたら、朝日が海に上がってきた。
ここは本島東部。
きのう夕日がみえなかったのだが、代わりに朝日が見える。
朝食はボリュームがたっぷりで、フルーツやシリアルのほかにパンケーキとチーズの入ったケーキ。
食べきれなかった。
宿のある高台から海のほうに下ると高い椰子の林の下に牛たちがのんびり草を食べていた。
ここからボートに乗り、ムーンリーフへ。
村からきたボートマンはいろいろ丁寧に説明してくれるし、サービスがいい。
25分くらいかかるといっていたのに、海が穏やかだったせい?10分くらいでムーンリーフについた。
ボートマンの説明によると、
「いるかは朝8時くらいから11時くらいまで寝るけれど、交代制でウォッチマン(ウォッチイルカ?)をたてて寝ていないのもいる。昨日夕方着たときはもっとたくさん活発にジャンプしたりしていた」そう。
それを知っていたら、もっと遅い時刻にボートをスタートさせたのに。。。
見られなかったらこんな遠くまで来て。。と思っていたら、
そのうちあちらこちらにいるかの小さな群れが出現。
でもお眠の時間帯なのか、ジャンプしたりしないので写真がとりずらい。
ほんとはもっとたくさんいたのだが、写真をあとでみたら、フィンがひとつだけでているだけで残念。
まあ、とにかく見られてよかった。
ここのドロフィンウォッチングのルールは、
1.一緒に泳がない
2.餌付けしない
自然のままを保つ、ということ。
一緒に泳いだり、餌付けするとそれになれてしまい、毎日人間がきてくれるといいのだが、台風とか嵐があってだれもこない日が続くとイルカがリーフから離れてしまう。
そういうことのないように、という配慮だそうだ。
ムーンリーフには昔からずっとイルカが住んでいて、本島の村からもイルカがジャンプするのが見え、それが幸運のしるし、とされてきた。
私たちのボートのあとから、別ボートでふたりの白人研究員を乗せた小さなボートがきたが、研究員さんも海に入らない。ソナーを水中に沈めて調査をしていた。
ドロフィンウォッチングのあとは、リーフのそとでシュノーケリング。
本島がこんなに近いのに水が透き通っていて珊瑚が生き生きしている。
満潮のせいでわりと流れがあり、流れにそって泳いでいたら、「キュー、キュー」と小さな音が。
私たちの近くにいるかが泳いできた。
カメラを用意していなくて残念だった。
ドロフィンウォッチングのあとは、シャワーと昼食、そしてチェックアウト。
私はもう一泊して滝にいったり、サイクリングしたかったのに。。。
夫はクーラーが効いた部屋でTVを見たい、それにスバの官庁にいく用事がある、というので。
私はこのナチュラルさのほうが好きなんだけれど。
このあと、晩はスバのホテルに泊まる。
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