此処はフェバーリアコンドミニアムの5階
1ベットルーム、家具付き、駐車場一台、月RM1500の賃貸です。
もともとグリルが付いていないところにグリルを付けたようで、ドアのノブのところに余裕がない。
オーナーは中国系マレーシア人の女性の方。
仮にRさんとします。
Rさんは家内の親しい友達で、今月半ばにオーストラリアのシドニーに移住されることになりここを賃貸にすることになりました。
良く言えばコンパクトな物件
カーテンの向こうにはプールが見えます。
網戸付き。
現在、引っ越し準備中で、不要になった食器、飾り物などのガレージセール中
「ガレージセールやってるから食器見に行ってみない?」
我が家の隣にこの日引っ越してきたばかりで、食器も何もまだ買い揃えていないTさんご夫婦を誘って行くことにしました。
Rさんの都合で夜の9時45分に・・・・・
「俺、留守番してます」
ご主人は行かないと言う。
「何で? セクシーな女性がいるんだよ」
「あ、行きます」
分かりやすい人だな・・・・
ところで、昨日はTさんが借りることになった物件の契約の日でした。
11時にTさんご夫婦、仲介の不動産屋のジュリエットさん、そして中国系マレーシア人のオーナーが集まって・・・
私はこの若者がオーナーだとばかり思っていたのですが、今日来ているこの若者はオーナーの代理で本当のオーナーは今日は仕事で来られなかったそうです。
契約書にサインする前に室内の備品の確認
うちの家内もいるので何か一悶着あるかな・・・
「シャワールームの電灯にカバーがないわね。あれは危ないから付けて」
早速家内が注文をつけると、まだ30代半ばのオーナー代理がちょっとムッとした顔をして・・・
あれれ、いい若者だと思っていたけど、金が絡むとやっぱり中国系だなあ・・・
まあ家内もオブラートに包んでという言い方のできない人だから・・・
政治家で言えば亀井静香・・・
芸能人でいえばマツコデラックス
その後家内があれこれ注文をつけましたが何とか3者テーブルに付いて、、デポジット家賃の2ヶ月分RM3000と電気、水道のデポジットRM800を渡して契約書にサイン。(家賃の1か月分RM1500と印紙代RM300は先月30日に払っています)
その時オーナー代理の携帯に着信音が・・
オーナー代理はテーブルから立ち上がって少し離れたところで英語で何やら話しだしました。
家内の通訳によればこんな内容でした。
「今ね、本当のオーナーから電話来てるのよ。内容はね、うちで入居者仲介したんだからジュリエットさんに仲介料払うことないんじゃないかという内容なのよ。まったく小さな声でしゃべればいいものを、ジュリエットさんに話が全部聞こえているじゃないのよ」
ややや、ジュリエットさんも何か大きな声で・・・
この話、修羅場を迎えて終わりになるんじゃあるまいか!
下手すると血を見るのではあるまいかあ!
Tさん持ってきた荷物を抱えてUターンか、熊本に帰る事になるのか!
いやー、中国系は金が絡むとシビアだな。
日本人には思いもよらぬ想定外の、最悪の場面も想定されましたが何とか無事契約を終えました。
まあオーナーも初めてのことでよく分かっていなかったようなのです。
えーっと、何のお話でしたか・・・・・
そう、そう、此処借りたい方募集してます。
今月10日までにはごちゃごちゃした物すっかり片付く。 らしいです。
おわり