さて、アーティスト、モニカ・ナドールさんのプロジェクト紹介(2)は、ジャルディン・サント・アンドレ(Jardim Santo Andre)の「壁のペイントプロジェクト(Projeto Paredes Pinturas)」についてです。彼女がコミュニティを巻き込んで実施したこのプロジェクトは、ファベーラの住民の家の壁をアートで飾るというもの。単にモニカさんが出向いてアートを施すのではなく、その家の住人の描いた絵や、描きたい絵(例えば飼い犬だとか、昔暮らしていた地域の民芸だとか)をステンシルプレートに写し、住民と共に塗り上げて行きます。2年間かけて110軒の家にペイントが施されました。
ビデオを見ていただけると分かりますが、住人、特に誇らしげな子供たちの日常にアートの持つ力のすごさを感じます。モニカさんは、子供の頃、バスの車窓からファベーラの家を見て「もう少し色を付けるだけで変わるのに」といつも思っていたそうですが、実際に色づいた家々は、全く違う印象なのです。
ちなみに写真は、JAMACの壁です。
ビデオ前半:
ビデオ後半:
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