先月のことになりますが、夫の会社で今年も「安全講習会」が開催されました。
年1回、日本の県警から出向されている領事の方から、
サンパウロの現状(犯罪発生件数などのデータ)と
いくつかの事件の詳細、そしてそれを元に、
私たちが対策すべきポイントなどをレクチャーしていただける大切な機会です。
内容は毎年それほど大きく変わることはないのですが、大事なのは、
参加することでゆるみかけていた危機意識をひきしめ直せるということ。
今回も、そういう意味でもとても有意義な時間になりました。
*過去の安全講習会で教えていただいた内容は、過去の記事をご覧ください。
『安全講習で知ったサンパウロの強盗発生率』
*拙ブログの「テーマ:ブラジルの治安・安全と危険」内の他の記事もよろしければご覧ください。
『ブラジルの治安と安全対策 【旅行 街で】』
『ブラジルの治安と安全対策 【旅行時 空港で】』
『ブラジルの治安と安全対策 【旅行 タクシー】』
『ブラジルの治安と安全対策 【旅行 夜のお出掛け】』
etc...
加えて、今回うかがったお話しの中に、
「すぐに実践したい!」と思った対策方法がありましたのでご紹介いたします。
それは、
「家の外では、周りにいる人と目を合わせる=しっかり顔を見る」
ということ。
「周りの状況をよく見ながら歩く」というのは、以前も伺って自分なりに意識しているものの、
人と目を合わせ顔をしっかり見る、というところまでは躊躇してしまうものですが・・・
でもこれが効果的らしいのです。
悪いことをしようとたくらんでいる時、顔を見られている相手にはなかなか手を出せなくなる、
というのが人の心理なので、強い抑止力になるのだそうです。(なるほど!)
*ただし、実際に襲われてしまったら、逆に相手の顔や目を見ずに完全に無抵抗になって要求に従うことが大事だそうです。
特に強盗には、マンションなどから通りに出る瞬間に狙われることが多いそうなので、
進行方向・逆方向・向かい側に目をやり、人の顔をくまなく見ておくこと
が、そしてそういう用心深いふるまいを見せておくことも合わせて、とても有効なのだそうです。
日本では、あまりバッチリと視線を合わせてしまうと、
男性同士なら「ケンカを売ってる・ガンをつけてる」と言われたり、
男女でしたら「あれ、気がある?」なんて勘違いされたりしそうで心配ですが、
ブラジルでは、目があってもちょっとニッコリなどすればトラブルになることはないそうなので、
(後者は…逆?(笑))
勇気を出して積極的に視線を合わせたいものです
*これは私見ですが、薬やお酒で異常な精神状態の人の場合は、その限りではないと思います。視界の端でとらえながら、顔を直視したりせず急いで離れるべきですよね。
↑サンパウロ市のお隣、サントス市のビーチ。気ままに訪れたい場所はたくさんあるのに・・・治安を気にする歯がゆさ(TωT)
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