敗戦計：美人計の応用

おはようございます。

最近、新しいプロジェクトをいくつか抱えて、夜も会議会議の日々を送っています。

それに付き合わされるスタッフには申し訳ないと思うのですが、ある程度形になるまで頑張って欲しいと思います。

さて、本日は「美人計」の応用編です。

美人計についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。

敗戦計：美人計

また、中国古典：兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。

中国古典：兵法三十六計

それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つほどご紹介します。

福利厚生についての考え方

うちの会社はアフリカの企業にしては福利厚生がしっかりしていると思います。

日本人からすると、福利厚生はそろっていて当たり前。
福利厚生の完備されていない会社なんて、ブラックだ。

というかもしれません。

しかしここはアフリカ。

福利厚生なんて概念を知らない人が大多数なのです。

福利厚生のない会社を想像してみてください。

会社から得られるのは給料だけ。

もし、その給料が割に合わないと感じたらそれまでです。

愛社精神なんて育たないでしょう。

しかし、だからこそ少しだけその部分に気を回すだけで離職率が落ちるのです。

業種にもよりますが、スタッフを雇用して1年くらいは全くと言っていいほど使い物にならない場合がほとんどです。

なので、離職率が高いとそれだけ会社として取ることのできる行動が制限されてしまうのです。

福利厚生一つで会社の行動範囲が広がると思えば安いものではないでしょうか。

言葉を悪く言えば、この方針こそ美人計です。

ここには書けませんが、この計略はいろいろな場面で使えます。

一説によると、ブラジルがポルトガル語圏になった理由もそれですから。

ぜひさまざまなパターンを考えてみてください。

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