こんにちは、コーダイです。
お天気も回復して、素敵な晴天に恵まれている東京ですが、いかがお過ごしですか?
新潟方面は大雪に見舞われていたそうですが、スキー場は素晴らしいパウダースノーに恵まれ、今年はこれ以上ない素晴らしいシーズンのようです。寒い日が続く毎日ですが、皆さんウインタースポーツは楽しめていますでしょうか?
年月が経つのはとても早く、5年、10年、15年、気づけば次の時代、次の時代へと進んでいきます。インターネットのない世界、ポケベルやPHSの時代から、今はiPhone率いるスマートフォン勢が時代を引っ張ってきております。
年月が経てば、高校時代の友達も、結婚をしている人もいれば、波乱万丈の人生を送っている人もいますが、なんだか私の周りは波乱万丈の人生を送っている人たちも少なくないようで、先日十数年ぶりに、カナダ留学をしていた頃に出会った友人との再会ランチをしてきました!
彼は、オーストラリアに長年住んでおり、2,3年前から日本に基盤を移し、事業をしているのですが、よくよく考えてみると、私が彼に出あったのは、彼が16歳の時。私も19歳の頃でした。私という事が!気づけば、彼の写真を撮り忘れ、ランチだけ撮っていたので、ランチの写真を!笑
その頃の留学環境と言えば、今と比べるとものすごい差があります。留学が身近になったとはいえど、高校卒業をしたら、大学進学、そして就職が“普通の人生”と言われている時代であり、高校生から海外留学をした彼にとっては、全てが全く“普通ではない”生活だったのだと思います。
*海外にいる自分は特別である。
*海外にいる自分はスゴイ。
*留学している、俺/私ってなんだかカッコイイ。
高校留学の場合は、大学や社会人になってからの留学とは、また一味違う経験となります。そんな生活の中では色々な事が頭をよぎります。
10代半ばから、親の目を離れ自由の身になるという事は、高校生にとって並大抵の出来事ではありません。その後の人生を大きく揺さぶる事でありますが、今まで、普通だと思っていた事、全てが特別な事に見え、輝いて見え、そして異常な事にも見えてきます。
それは、きっと自分が特別な人間であると、錯覚をさせてしまう事かもしれません。ある程度、裕福な家庭から来ている人もいますし、中国や香港、他のアジアの国から来ている上流階級の人たちの、裕福度はまた、自分が今まで体験してきた、普通とは大きくかけ離れております
望んで留学にきた人もいれば、親の方針で留学した人もいます。食事の不満や文句を話し、うっぷんを晴らす毎日。その中で自分を保つ事も決して簡単な事ではありません。流されやすい人は、すぐに流されてしまうのも、親元を離れるという事であり、海外で生活するという事の現実です。
そして、その友人は、カナダに留学をして、1年も経たないうちに、“校内でのケンカ”という、今考えれば小さな小さな事で、退学という結果になり、見事に若気の至りで、開花した花を早々と散らしてしまいました。
今考えれば、ビーバップハイスクールや特攻の拓など(古^^;)、ヤンキー漫画も流行っていたりした頃で、若気の至りがカッコイイという風潮すらあったかもしれません。
大金をはたいて、海外へ送った息子が、日本に急に帰ってくれば、親にもこっぴどく叱られるのは当然です。そして、マグロ漁船に乗るか?海外に行くか?究極の選択を強いられた、彼は、再びやり直す事を決意し、オーストラリアへ渡航したそうです。
当時のカナダ留学時代は、彼とは年齢差があり、あまり高校生と絡みのある大学生はいなかったのですが、『スノーボードが好きならばみんな友達!』というようなノリだった私は(笑)、彼とスノーボードに行き、『雪山を汚すなよ!』など、散々とスノーボードに対して熱く語っていたそうです。笑
退学後、彼が風のウワサでオーストラリアに行ったという話を聞いており、新天地でどこまで頑張っているのか?本当にやっていけているのか?というのは、気になっておりましたが、突然の再会のチャンスに思い出話に浸っていると、やっぱり一筋縄ではいかなかったそうで、英語との壁にあたり、バイトと学生の掛け持ちなど、そしてその後も、まさに波乱万丈の人生を歩み、今日(こんにち)にいたったそうです。
そんな彼が、カナダの高校を退学になり、悔しい思いでオーストラリアの高校へ入る為、語学学校に通う事になり、気づいた事として語ってくれたのが、『世の中に特別な人はいない。』という事でした。
日本の中学を卒業して、カナダの高校に通う事になり、全てが非日常的で、特別な環境におかれた彼は、それが『普通ではない』という印象を持ったのだと思います。身長も高く、腕っぷしも強く、海外生活をしている。繊細な年頃の高校生では、誰もが不思議な感覚に包まれるのは仕方の無いことだと思います。
しかし、オーストラリアに渡り、再び英語圏での生活になると、そこは環境や天候、人の種類は違えど英語圏での西洋社会です。特別なのはカナダだけではなく、オーストラリアでも同じような環境で、英語を勉強しなければ、コミュニケーションもままならない状態は、彼にとっては特別な事ではなくなり、乗り越えなければいけない壁として、ふわふわとした夢のような世界から、突如、現実のものへと変わっていったのだと思います。『後がない!』という気持ちも、追い風になったひとつかもしれません。
海外留学に行くと、誰しも現実ではなく『夢の世界』『映画の中の世界』にいる錯覚を感じてしまう事があります。
高校生にとってはまして、想像もつかない人生の変化であり、それを現実として受け止める事も簡単ではない事かもしれません。
しかし、彼のように“カナダにいて、自分は特別だな”、と思っていた英語圏の世界が、同じようにオーストラリアでも繰り広げられており、留学生が集まり、英語の勉強をしなくてはならない。
カナダだけではなく、オーストラリアに入ったって英語が出来なければ、授業についていけなくなり、生活にもストレスが溜まってしまうのは同じ事だったようです。
『みんながやっているからヤル』というのは、とても日本人的感覚かもしれませんが、どこに行ってもサボって良いわけではナシ。やらなければ前に進めないし、取り残されるだけです。
彼の場合は、日本とカナダだけを比べていた中に、新たな国としてオーストラリアが登場した事によって、比較対象が広がり、『これは特別ではない!』『自分だけが特別ではなかった』と、世界の広さも実感したのだと思います。
もちろん、退学にならなければ良かっただけの話ですが、その『退学』が彼にとってのヤル気スイッチを押す結果となり、今も頑張っているという話を聞けるのはとても嬉しいものです。
何があなたのスイッチになるか?人生の機転となるか?は分かりませんが、ひとつひとつの点が、いつか必ず線になる事があるはずです。
しかし、いつも同じ事だけしていて行動を起こさなければ、その点は点のまま変わらず、線に繋がる事はないのかもしれません。
留学だけではなく、人生において通じるものだと思いますが、きっと留学は悩める自分を浮き彫りにしてくれる、とても良い機会なのだと思います。
普通という基準は誰かがが決める事ではありませんが、自分だけが特別であるという事はないですよね。日本にいたら、分からない事でも海外に出て経験をつめば、特別であるという概念はきっと吹っ飛んでしまいます。
ついつい、基本や普通、平均的や偏差値などで、『一般的』を追い求めてしまう日本の社会ですが、それは『日本の一般的』を探しているだけで、『世界の一般的』いわゆる、グロバルスタンダードからは遠くかけ離れてしまっているものです。
一度海外に出て、『普通』の底上げをすれば、今までの平均で追い求める自分から解放されます。
海外に出て、“ひとまわり成長して帰ってくる。”という事はきっとこの事なのではないかなと感じながら、改めて留学に関わる仕事の素晴らしさ、そして責任の重大さを感じさせてもらった日でした。
そして、今日も1人でも多くの成長した姿を見る為に、良いカウンセリング、良いプログラムを作っていこうと感じさせられる再会だったのです。
■高校留学、大学留学、社会人になってからの留学やワーキングホリデー、それぞれに色があり、それぞれに合わせた、歩み寄った親身なカウンセリングを心がけております。いつでもお気軽にご相談下さいね☆
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