このブログでも何度か書いてはいるが、私はフランスの銀行にほとほと参っている。 参っていると言うか……はっきり言って、嫌いなのだ。 嫌いと言うか……まあ、私の、私達夫婦の取引銀行が私達に合っていないだけかもしれないが。 なぜ嫌いかって?! 以前も書いてはいるが、預金者の立場に立たず、その仕事ぶりが全く理解不能だから。 なんだかんだ理由もつけて手数料だっていっぱい徴収するし 私だってFPの端くれ。銀行の仕事だって少しは分かる。その昔、日本で働いていた時に、銀行員さんたちと一緒にあるプロジェクトに取り組み、約2年間一緒に仕事をしたこともある。 そのときに、ある銀行員さんが 「日本の銀行だって、欧米の銀行のようにもっと手数料を稼ぐようなシステムをとらなくては、これから生き残って行けない」と言っていた。 それに対して肯定も否定もないが、一預金者の立場で言えば、できるだけ手数料は払いたくない、と言うのが心情。 でもフランスの(私の取引のある)銀行はいっぱい取るのだ。 一番信じられない例を挙げると、 あるとき夫が仕事で海外に行っていた。具体的にはモロッコ。 当然現地でお金が必要なので、何度か現地のATMでお金を払い出していた。 そしたら銀行から私に電話がかかり、 「お宅のご主人、今フランスに居ますか?どこか外国にいかれてますか?」との問い合わせ。 「はい、いまモロッコに出張してますよ」と私。 「ああ、そう、それは良かった。じゃあ、お金をおろしているのはご主人自身ですね。盗難とかカード詐欺とかだといけないと思って心配だったもので……」と電話をきった。 このとき私はこの素敵な、というか気の利くサービスに感心したものだ。 が、後日、口座明細をチェックしていると、「介入手数料」としてお金が引かれていた。 あれこれ頭をめぐらしてみたが、この電話でのやり取りしか思いつかなかった。 そして当然ムカついた それも過ぎた話。 今日久々に用事で銀行に行ったついでに、これまで疑問だったことを質問してみた。 この疑問だったこととは……カードでの買い物。 フランスではキャッシュカードで買い物等の支払いが出来る。具体的に言えば、キャッシュカードにクレジット機能の付いたものと、デビット機能の付いたものがあり、私のカードはデビットタイプ。 つまり口座残高の範囲内で(本当は1ヶ月の利用金額、1週間の利用金額にも制限はあるが)支払いできて、その支払った額が即口座残高から引き落としされるというもの。 当然残高はいつもチェックした上で買い物をしているので、残高不足はないはずなのだが、支払いを拒否されることが何度かあった。おかしいと思いつつ、銀行に問い合わせまた変な手数料を取られるのも嫌なので、そんな時は現金や小切手で支払うことで済ませていた。 でもやはり気になるし、せっかく銀行に行ったので聞いてみたら、その答えにあきれてしまった 利用者がカードを使うたびに 残高、1ヶ月の利用制限額、1週間の利用制限額をチェックするのだか、月末など利用者が多いと全ての利用分に対してチェックしきれない。だからチェックできない分は自動的に利用を拒否することになる……との回答。 なんじゃそれ?! じゃあ、家の主人がモロッコに行ってた時は銀行さん、超ヒマだったのね。 ヒマで眠気覚ましにチョックラ電話して尋ねてみるかぁ…… ってな感じのサービスだったのかしら?! と、やはりフランスに銀行が嫌いな私。 それでも銀行なしの生活はちょっと厄介だし、2012年は銀行との上手い付き合い方を考えなくては……と心に決めた年末の出来事なのでした。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 我が家では、常時日本人の皆さまのホームステイを募集しています。 南仏での生活を体験してみたい方、 息子(2歳)に日本語で話しかけてくださる方、 私と日本語会話をしていただける方、 夫とはフランス語会話を頑張っていただける方など、お待ちしています。 宿泊のご予約、空き状況や料金についてなど、お気軽に ils.campus@orange.fr へEメールにてお問い合わせ下さい。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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