ここはフェバーハイツコンドミニアムの7階
2ベットルーム、家賃は2年契約だと月2000リンギット
1年契約だと月2200リンギットだそうです。
内側から玄関を見たところ。
玄関グリルとドアの間に50cmくらいの隙間が余裕が感じられてとても良かった。
ここはオーナーが住んでいたので家具調度がとてもいいです。
2段重ねの靴箱の上の段はスペースに余裕がなく見える。
下にスペースがあるので下ろした方がよさそう。
趣味がいい家具でまとめられた素敵な居間
どこか東南アジア的です。
シーリングファンとエアコン付き。
Sさんの反応はと見ると・・・
ささっと見てジャクリーンさんと家賃交渉を始められました。
「2年契約だと月2000リンギットです。1年契約だと月2200リンギット」とジャクリーンさん。
「そこを1年契約で2000リンギットにして欲しい」とSさん。
「あなた、ここ欲しい、私オーナーに話す。 そうじゃないと私オーナーに話できない」
ジャクリーンさんの日本語は分かるんだけど、ときどき理解するのに多少想像力が必要になります。
つまりジャクリーンさんはこう言っているのです。
”貴方がここが気に入って借りると決めたのなら私はオーナーに1年契約家賃2000リンギットにしてくれと言えるけれども、借りるかどうかまだ決めかねている状態ではオーナーに1年契約で月2000リンギットにと言えないよ” っとまあそんなわけです。
まあ、それはそのとおり、
オーナーが「しょうがないなあ、いいよそれで」と言ってから「よく考えたんですが、ここ借りるの止めます」とやられたらジャクリーンさんも立場がない。
とても綺麗な物件で借りたいお気持ちはよく分かるんですが、そんな交渉は、Sさん、もっとよくあちこち点検してからの方がいいいですよ。
キッチンの水の出はどうですか。
トイレは流してみましたか。
後であれを直してくれとか、これを新しいのと代えてくれと言っても聞いてくれませんよ。
居間から玄関と右のドアはキッチンのドア
Sさんの家賃のご希望は2000リンギット以下
ですが、出来るだけ安くということ。
まあ、ここは値段で折り合わず借りることはないだろうと思ったのでジャクリーンさんが言うことのフォローに徹して・・・・
ベットの向きがちょっと変なマスターベットルーム
窓にはグリルが付いているのでモスキートネットを張れば開けっ放しもできる。
マスターベットルームとセカンドベットルームの間にあるシャワールーム
とても綺麗です。
使いやすそうなバス付き。
いいなあこれ!
セカンドベットルーム
マットレスだけの状態ですが、、
Sさん、セカンドベットルームにベット無くていいですか?
賃貸契約書にサインしてから買ってくれといっても遅いですよ。
強いて言えば唯一残念だったのがキッチン
綺麗なのですが窓がないので暗かった。
換気扇はついていましたが、壁に扇風機
やはり窓がないのは日本人には致命的
ここに住むにはこのキッチンに割り切りが必要
キッチンの隣のトイレ
右側に見えるドアは非常口
7階なので爽快感が今ひとつの居間の窓からの眺め。
ところでSさん、この後に見た物件を借りることに決めました。
ポイントは食器やシーツ類などすべて揃っていて、新たに買い揃える物が少なくてすむこと。
「Sさん、ついでだからここに無くて買う必要があるもののリストをささっと書いていって、ミッドバレーメガモールで買って明日来るとき持ってきたらどうですか?」
どうせこれからホテルに帰っても暇なんだし。
Sさん興味なさそう。
まあおいおい買いそろえれば・・・
その後ジャクリーンさんが日中詰めている事務所で必要書類の作成
契約と支払いは明日
銀行などの手続きはジャクリーンさんが銀行に同行して教えてくれることに。
英語がまったくできず、単身生活のSさんにとってはある程度日本語で意思の疎通ができるジャクーンさんが身近にいることは心強いに違いない。
そのためSさんにはフェバーハイツを強くお勧めしました。
「Sさん、ここの住所メモしてもらったらどうですか。どこで必要になるかわかりませんからね」
Sさんあまり興味なさそう。
ここは今日初めて来たところ。
明日になってここ忘れるか、、まあ大丈夫かな。
帰りに不動産屋のシャーリーさんが車でホテルまで送ってくれるというのを断って、Sさんにはタクシーを拾って帰っていただくことにしました。
「いいですかSさん、タクシーの助手席のドアを開けて行き先を言ってくださいね」
「分かりました、ミッドバレーですね」
何台目かに止まったタクシー
Sさんタクシーの助手席のドアを開けたまま言葉に詰まった・・
ドライバーがイライラして「どこ行くんだ、KLCCかブキビンタンか?」
今回はSさんに大変失礼しましたが、あえてちょっと厳しくしました。
ここ、どなたか借りませんか。
おわり