長くなってしまった僕らの南極調査紹介ですが,いよいよ最後です.
と言っても今日はほぼスライドショーです.出発直前で余裕が無い..
まずは僕らの調査スタイルの紹介.
南極調査は寒い...ホントに寒いです.そして,何より風が強い.
なので,基本的に肌の露出を避けるためにこんな感じのスタイルになります.
後になると,写真を撮った僕でも誰だかわかりません(笑).
スノーモービルで山の麓まで辿り着いた後は,ひたすら山を登ります.
兎に角少しでも標高が高いところにある氷河の痕跡を探すわけです.
日当たりの良い斜面を登っていくと,露岩域が広がっています.
もう何百万年も寒冷な南極の地で吹きっさらしになっているので,大抵はガレ場です.
下りなどは不安定な足場が続くので,慎重に進みます.
そして,前回調査の最高標高地点(約2500m)まで登り詰めました.
この時点で既に夕方5時ぐらいですが,白夜なので明るい!
もちろん体はクタクタでしたが,この絶景を見て救われた気分です.感動!
このツルっとした岩盤は,数百万年前に氷河がここを通過して,研磨した痕跡です.
こういった箇所を調査・試料採取することで,過去の南極氷床の形の復元を進めています.
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