中国で優先するのは老人と軍人。

こんにちは、上海駐妻むーみんあいです。夫は北京へ出張に行きました！三日間お留守番です～。
さてさて、先週手紙を日本に送るため、郵便局に行ったんですが、窓口ででかでかとこんな注意書きがありました。
保安に凝視されてたので写真撮れなかったけど。。
↓

「70歳以上の老人と現役軍人優先」

老人と軍人は優先対応しますよ。ということですね。

軍人？日本じゃありえない。中国らしいですよね、とっても。
どこかの国では僧侶が優先とかもあるみたいなので、こういった何気ない注意書きで国柄がわかって面白いね。

ちなみに、ちょっとだけ中国に行った日本人旅行者は「中国人は列に並ばない、マナーが悪い、態度がひどい」などと、大して中国人と接してもいないのに言いますけども・・・
私はそんな悪い面ばかりじゃないと思っているのです。
一人でいる時の移動手段はバスを使うので、そこでの発見を少し。

☆*ﾟ゜ﾟ*☆*ﾟ゜ﾟ*
バスに空席があれば我先にと席を奪い合う中国人ですが、老人が乗車してくれば、即座に席を譲ります。
また、老人がバスの精算機にカードをタッチすると、「老人卡（老人カード）♪」という音声が鳴るようになっています。この音声を聞いて、その人が高齢であると周囲の乗客は判断できるし、さっと席を立てるんですね。
日本だと、老人だか中年だかわからない区分の人に対して、どう対応していいか迷うじゃないですか。で、結局席を譲らなかったり。中国だとそんなこと迷う必要がないんです。
中国は思想的に老を敬うという教育をされているので、老人に対しては本当に丁寧に接しますね。

また、妊婦や小さい子供連れ、大きな荷物を持った人、ケガ人にも席を譲ります。
私がバックパッカーとして中国南方をふらふらしてた時、どでかいリュックを見た中国人が、すぐにバスの席を譲ってくれました。
また出張の時は、重いキャリーバッグを持ってふらふら階段を下りていると、近くにいた中国人が助けてくれました。
日本でこんなことはありませんでした。

要するに、態度の使い分けが非常にハッキリしているんです。

気を使う必要がない人には全く気を使わないけど、助けるべき対象にはすぐさま対応する。
合理的ですよね。
ここは中国人の尊敬すべき部分じゃないかなぁ。と個人的に思います。

☆*ﾟ゜ﾟ*☆*ﾟ゜ﾟ*
ちなみに昨日夫に力説したことですが、
私は中国が好きだし、嫌いです。

中国をじっくりと観察して、身近に触れて、考えて、考えて、理解して、解せない部分は反発して… そんな感じに、本当に真剣にその国をそのまま理解したい気持ちで生きていると、
大好きな所もあり、大嫌いな所も出てくるのが自然だと思うのです。

また、中国の悪い所ばかり見る人、反対に中国を褒めてばかりいる人。

おまいらうさんくさいよ、と思っちゃう。

「好きでもないし嫌いでもない。」これもちょっと違う。
好きでもない、嫌いでもない、というのは、要するにどうでもいいってことです。自分の感情とは関係ない世界の出来事。それを暗に意味しているように感じます。

このブログでは、中国の良いところも悪いところも、思想が傾倒しないように描写していくつもりです。
感情的な判断は、読者さまに。

それでは今後ともよろしくお願いします('-^*)/

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