前記事の続きです。
アメリカ人のお父さんが手作りした
”木の家”
窓が 大きくとってあり
眺めがいいです。
娘： へぇ～ 森の中にいるみたいだねぇ～
Ｓちゃん： 素敵でしょ？
人里はなれた山の中みたいに見えますが
ＮＹにほど近い ベットタウンです。
けっこう 住宅が密集しているエリアでもありますが
まさか 日本のように
隣の家の壁にさわることができる、
なんてことは ありません。
それにしても こうして屋外にいても
ＮＹは
蚊がいないのが いいですね。
だから 木の家にも 網戸など必要なく
大きな開口部から
緑を堪能することができます。
反対側の窓からの 眺めは
こんな感じ。
この木の家の住人であるＳちゃんは
ここで 読書したり
ただ ぼ～っとしたり
時には こんなこともするそうです。
ピョロロ～ ピヨォ～
そりゃ 笛でも吹きたくなるでしょう。
ちなみに この木の家を
上から 見た図。
屋根には ちゃんと明り取りの窓があり
木漏れ日が差し込みます。
この木の家は ご覧のとおり
一本の大木を 中心に据えていますが
実は この大木には 釘一本打ち込むことなく
家を仕上げたそう。
だから 木は これから先も
成長を続けることができます。
木の家の中心を貫く
大木をやさしく触りながら
話してくれた Ｓちゃん。
ひと夏かけて 仕上げた木の家づくりでは
Ｓちゃんも ずいぶん お手伝いしたそうです。
こういう体験から
自然を大切にしようという気持ちも
生まれるのでしょうね。
さて、
工具を自由に使って良いことになっている
木の家。
Ｓちゃんたち3人兄弟は 時々 身長をはかって
木の家の柱に 印をつけています。
そして もう一つ。
中心の大木を傷つけないかわりに
木の家の他の部分は 釘で削って
絵や字を書いても いいそうです。
Ｓちゃんも オーナーとして
自分の名前を
彫り込んでいました。
そして
はるばる日本からやってきて
再会を果たした娘にも
記念に 名前を彫らせてくれました。
彫ります、彫ります・・・
ガリガリガリ・・・・
できました！
二人の友情が
いつまでも 続くといいね。
ところで この木の家を作った
古き良きアメリカの伝統を受け継ぐ お父さん。
他にも Ｓちゃんのために
ドールハウスを手作りしたり
とっても 素敵な方・・・・
なんですがっ！
皆さん
まさか ロバート・レッドフォードみたいなのを
想像してませんか？
実は めちゃ背が低くて
エロ話と うんちや おしっこの話が大好きという
なかなか やんちゃ坊主でして、
私も 彼に こういう器用な一面があるとは
知りませんでした・・・。
日本人は 手作り＝愛 となりがちですが
確かに 彼は 子どもや家族を愛していますけど
それ以前に
単に 手先が器用な’変態’という噂もあります。
（私は さんざん変態話の方を聞かされました）
駐在生活の最後に会った時には
娘のＳちゃんのサッカーチームの試合に出て
調子に乗って ころんで 足を骨折するという
おっちょこちょいな事件を起こしていまして
まさか ひと夏かけて
コツコツと 木の家を作るような男には
見えませんでした。
人は 見かけによらないものですね。
素敵な Magic Tree House。
子供たちや その友人たちが
健やかに育つよう
見守ってほしいです。
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