（途中で切れたので 続き・・・・）
だからか ”おれたちは９９％”という割には
あまり多くの人の共感を 得ていないようだ。
たしかに アメリカ人の多くが 富の不平等を実感しているが
水道修理屋のオジサンですら いつか俺もあの１％になってやる、と
アメリカンドリームを夢見ている。
ウォール街を占拠せよったって
そこで働くことができるような エリートになれるものなら
なってみたいというのも 彼らの本音だろう。
フェイスブックに セサミストリートを占拠せよ、という
パロディコミュニティーができた時には 笑った。
主張はわかるが お前らと一緒にするな、という大衆からのメッセージか。
だいたい 彼らの言う１％は ウォール街なんかで働いていないし
日本人が想像するような そんじゃそこらの金持ちじゃない。
自家用ジェットでどこにでも行き、
フランス料理が食べたいからと パリに飛ぶ。
目のくらむような広さの別荘を
いろんな国に いくつも持っているような連中で
メディア王とか、＠＠王、と呼ばれるような
業界を代表する人物のことである。
スティーブ・ジョブスやブラッドピットも １％に入るだろう。
確かに こうした大金持ちを優遇するのは間違っているし
民衆が高い税金に苦しんでいる今
もっと取れるところから取るべきと言う主張は 正しいと思う。
しかし その９９％を主張する彼らも 世界から見れば
デモの合間にピザを食べたり テントを持ち込んだり
唄ったり 踊ったりと とても 生活に困っているようには見えない。
だいたい アメリカでは こんな風に デモに明け暮れていたり
まともな定職についていなくても
何となく暮らせている連中が たくさんいる。
貧しい国で 政治のゆがみや 経済の破たんに苦しむ人々からみれば
「信じられないくらい豊かな９９％」なのである。
もし このデモ行動に アメリカの危機を見るとすれば
こんな活動に参加している時間とヒマと小銭のある若者が
巷にあふれているということだろう。
肉体労働は 移民の独占市場になっているし、
大卒以上の学歴があるアメリカ生まれの白人は
それなりに優秀でないと 仕事がない。
本人たちも 今更 大学まで出て ウエイターや店員なんて
まっぴらだと思っている。
結局 聞いたこともないような大学を出て たいして仕事もできないのに
文句ばかり言って 権利ばかり主張する 若者が増えていることが
アメリカの問題点といえば 問題点なのだろう。
こういうエネルギーが有り余った人たちの活力を
正しい方向で生かす場が 求められているのは
引きこもり大国、日本でも 同じかもしれない。
追記： 今 ググったら
やっぱりデモは ハロウィーンパレードになっていた。
冬には 全員 サンタになっているかも！？
（参考記事）
ウォール街デモ隊 ハロウィンパレードに参加（英語）
↓ ↓ ↓
