「南極大陸」の番宣では全面的にカットされてしまいましたね.
残念でしたが,ブログでは頑張って南極調査準備を実況していきたいと思います.
さて,今回は梱包した物資の中身を少し紹介します.
まずは食料を梱包したプラスティック製ダンボール(下の写真)
この中に5人分食料が3日分入っています.
南極調査中は,基本的にまとまった昼食はとりません.
カロリーメイトの様な携帯食を食べるだけです.
携帯食は別の箱に梱包しているので,この箱には朝・夕食とデザートや軽食を入れてます.
以前も紹介しましたが,僕らの基本的な食事はフリーズドライ食です(写真下).
これは,フリーズドライ食会社の「極食」に作成してもらったものを,「日本FD社」でフリーズドライにしています.この作業には僕らも少しですが参加させてもらいました.
フリーズドライ食は,お湯をかけて少し待つだけで食べられる優れものの食品です.
南極のテント生活では,氷から水を作ってお湯を沸かすだけでも大変な作業ですので,調理をせずに美味しいご飯が食べられるというのはとても有り難いことです.
この他の食料は,飲用・調味料です.
飲料としては粉末のお茶が基本ですが,それだけでは悲しいので暖まるものもあります.
下の写真は,先日帰省した際にご寄贈頂いた信州の特別飲料です.
食料以外の輸送物資として,個人的な物資も梱包しました.
大量の個人荷物は持って行けませんが,野外活動に不可欠な道具はちゃんと持ってきます.
冬山靴,ハーネス,手袋,ヘルメットなどの登山道具に,衣料品を入れると割り当てのダッフルバッグはほとんど一杯になります.あとは文献,カメラ用品,医療品を纏めたものを1箱持って行きます.
そして今回梱包した全物資はこんな感じ.
上に紹介したものの他に,国土地理院の隊員が持ち込む機材が結構あります.
最終的にパレット6個,約1300 kgの梱包が無事に終了しました.
南極出発準備の大きな山を越えた感じです.ほっと一息.
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