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多様性の尊重・NZのインクルーシブ教育

こんにちは。
Year11(16歳)とYear7(11歳)の子どもを育てているスタッフのHarukaです。
今日はニュージーランドの教育事情について少しお話します。

私は2019年から3年間、
ニュージーランドの現地小学校の教育委員会の理事を務めていました。

コロナによるロックダウンに翻弄される2年間を経て、
気持ち新たに迎えた2023年は、
年明け早々から色んな知人・友人から、
「NZの教育ってどう?」と聞かれます。

私の子どもの一人は
発達障害、ASD、ADHD、知的障害などの障害を持っていますが、
小学校入学からメインストリームと呼ばれる普通学校に在籍しています。

そんな子どものサポートをする親として、
同時に学校全体の運営にかつて理事として関わっていた者として
「NZの教育とは」をお話しするとすれば、
「インクルーシブ(inclusive)」という言葉を抜きに話すことはできません。

ニュージーランドの中で特に移民が多く
他民族性を存分に感じることができるオークランドの普通学校に行くと、
人種・文化・言語・宗教・性別・思想など、
「世界って広いんだな」と日々実感します

通学路では色んな言語が聞こえ、
かと思えばその子たちは次の瞬間英語にぱっときりかえます。

ブルカを被って通学し、
一部教科や学校行事は違う形で参加するような子もいます。
また、色んな文化背景を持つ保護者たちと触れ合うと、
同じ人種でも人によって思想が全く違うということも知ります

それがあたりまえと言ってしまえばそうなんですが、
私はこういったことを本当の意味で実感したのは、
NZで生活し始めてからのような気がします

そして、これらの「みんな違っていい」は、
教育省(Ministry of Education)のポリシーによって守られ、
各学校の理事会は自分の学校では生徒・保護者・教職員などの、
学校関係者全てが「自分の文化や思想は尊重されている」と、
感じていることを常日頃から確認し続けます。

さらにはSpecial learning needsと呼ばれる、
「特別なサポートが必要な生徒」のための配慮のために
理事会では別枠で話し合いの機会が設けられ
学校にはSENCO(Special Educational Needs Coordinator) と呼ばれる教職員がおり、
教育省にサポートの要請を出したり、
補助教員やリソースをオーガナイズします。

こういう具合で学校運営が理事会によってなされているため、
学校はなるべく一人一人の生徒の個性・能力・思想に沿った環境を、
提供するように心掛けるのです。

あるときの30人ほどの娘のクラスでは、
娘が補助教員と1対1のレッスンを別室で受け、
英語が母国語でない子たち5-6人ほどがグループになって
ESOL(English to Speakers of Other Languages)の先生のサポートを受けながら、
クラスの他の子と同じ課題に挑み、
ディスレクシア(識字障害)の子は、
みんながノートに鉛筆で書いているところで、
iPadを使って課題をこなし、
数人の子は机と椅子に座り、
数人の子は外のベンチに座り、
数人の子はビーンバッグの上に座り、
また床にあぐらをかいて座ってノートに書き込んでいる子も見ました

それを外から見て急に「インクルーシブってこういうことなのかな」と、
思ったのを今でも覚えていますし、
ニュージーランドでは小さい頃から、
こういう「自分が一番適している環境に自分をおく権利」を認めてられるので
小さい子でも自分のことをよく理解してるなと思いますし
同時に他人がどういう人間であるかについて気にしない傾向が見受けられます

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