バングラデシュ統計局が8月に発表した人口調査のレポート(速報値)によると、バングラデシュの総人口は1億6515万8616人となり、2011年の前回調査から約2110万人増加し、国民の識字率は前回調査から24.9ポイント増の76.7%となりました。
識字率の上昇は、以前よりもバングラデシュの子供たちが、教育を受けられるようになったからということでしょうが、2011年には、バングラデシュの国民の二人に一人しか字が読めなかったというのも、驚きです。
また、同調査によると、バングラデシュの人口は都市部を中心に増え続けているようです。それに伴い、都市部の人口密度も非常に高くなっており、首都ダッカでは、1㎢当たり2156人(前回調査時1521人)の人口密度となっています。
宗教別人口は、イスラム教徒が91.0%(同90.4%)に増加した一方、それ以外は減少し、ヒンズー教徒は8・0%(同8.5%)、仏教は0.61%(同0.62%)、キリスト教徒は0.30%(同0.31%)となりました。
ヒジュラはバングラデシュに1万2629人
性別の内訳は、女性が約8330万人、男性が約8170万人、ヒジュラ(男女の枠を超えた「第3の性」)が1万2629人でした。
バングラデシュ政府は、2013年に第3の性を認知し、2018年1月、有権者登録の際に「ヒジュラ」の項目を新たに設けました。ですので、2011年の前回調査時は、ヒジュラの人数がカウントされていなかったので、今回の調査で初めてバングラデシュにヒジュラが1万2629人いることが判明したとみられます。
ヒジュラに関する過去記事です。
The post バングラデシュの識字率が76.7%に上昇、統計局まとめ first appeared on バングラメモ.