【茂木健一郎vs進学塾代表】「中学受験」激論をネットで見た。
我が家はどちらも体験して、思った事。
結論として「中学受験をしてよかった」と思う。
でもそれは、高校受験をやったからこそ思うのかもしれない。
中学受験で一貫校に受かったから心に余裕を持って海外生活を楽しめたし、娘も自分の人生について考える事が出来たのだと思うし、あの時に猛烈に勉強して机に向かう習慣と勉強の基礎(特に理社)が身についたから、ウズベキスタンでも独学出来たのだと思う。
中学受験って、その子供の心体の成長具合がとても影響すると思う。
反抗期を終えて目的を持って勉強する子か
反抗期前の素直な子供で、塾や親の言う事聞いて勉強する子
両者が受験に向いてると思う。
我が家はそのどちらでもなかった。反抗期真っ只中。親にも塾の先生にも反発し、将来のためというより「合格」のために勉強していた感じ。
さらに、中学受験には親の「希望」も少なからず志望校に影響するけど、親の希望と子の将来の夢が一致しない可能性も。
現に我が家は第一希望以外はどこでも良いと娘が言うから、ウズベキスタンに行っても困らないように私が選んだインターナショナルの学校に入れた。でもウズベキスタンに居る間に長女の進みたい道は理工系と固まった。
元の学校に戻ったら理数系の大学に進むのは困難で。
だから高校受験を決めた。
当たり前だけど、小学生のうちに自分の進みたい大学や夢を決めるのは難しい。でも一度エスカレーターに乗ってしまうと、そこから降りるのは相当な覚悟と勇気が必要なのも事実。
娘の高校受験は、「合格」する事が目的ではなく自分の将来の夢や目標のために勉強してた。
その目標や夢とは、国立大でVRやCGを学び、バーチャルクリエイターアーティストとなる事。
ただ、女子の、さらに帰国子女の受験は想像以上に過酷でした。
国立大を目指すには、私大附属ではなく進学校でなくてはならないけど、それが、本当に無いのです。
成績上位の女子が受ける私立は駿台偏差値の上から
慶女、渋幕、早稲田、市川、青山、明大。そのうち進学校は渋幕と市川のみ。その2校は家から1時間以上。
中学受験では渋幕が第一志望だったけど、大学受験を控える高校生は通学時間を1時間以内にしたいと言うことで、今回渋幕は受けませんでした。
なので、駿台偏差値60以上の私立に、娘が受験したい学校は無いのです。
1時間以内で進学校に進むとなると、偏差値55まで下げなければならない。
かと言って、都立や国立は帰国子女は内申が取れないからさらに厳しい。
つまり、帰国女子が東大とかに行きたいと思うなら、中学受験で、渋渋や桜蔭や豊島岡とかに入るか、都立と国立で内申を学科でカバー出来るくらいに勉強するしか無いのです。
正直、その現状をなんとかしなければ、日本人の学力は下がる一方だと思うし、優秀な研究者は生まれません。
帰国優秀者はどんどん海外の学校に流れてしまいます。
この現状を変えなければならないと、強く思った高校受験でした。
ちなみに次女も、日本にいる間は周りの子と同じように中学受験をしたいと塾に通っていましたが、ウズベキスタンに居る間に、自分の将来を考えたようで。
芸術の道に進みたいと。なので、高校から美大進学に有利な学校を受験すると自分で決めました。
だから…
中学受験はしてよかったと思うけど
「必要か」と問われたら「必要ない」と言うのが、私の答えです。
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