皆さんこんにちは、ブリスベン支店の Izzy です。
毎週火曜日は、【Izzyの易しい優しい経済楽】の時間です。
身近な話題、気になる話題、親しみやすい話題をとりあげて
いきますので、オーストラリア経済(かなり大げさ?)を一緒
に勉強しましょう。
さて今週は、9月にNZで開催されるラグビーW杯について
勉強してみたいと思います。
NZ連邦準備銀(RBNZ)はこのほど、ラグビーW杯がNZで
開催されるにあたり、海外からの訪問者数を9万5,000 人と
予測しているようです。
ドル(NZ)高や欧米の経済低迷から、アジアや北米、欧州から
の訪問者は減少を見込むものの、資源ブームかつ豪ドル高
のオーストラリアからの訪問者数が増加しこれを相殺すると
みているようです。
NZドルの為替相場は03 年11 月以来、対英ポンドで約40%、
対米ドルと南アフリカランドで約35%、対ユーロで約10%
それぞれ上昇しているものの、一方で対豪ドルでは10%近く
下げているとのこと。 またオーストラリアは世界経済が景気
後退傾向にある中で、中国やインドなどからの資源需要に
より、堅調な成長を遂げています。 そのためRBNZでは、
オーストラリアからの訪問者がその他の国・地域からの訪問
者減を補うと分析しているようです。
ただし消費については、オーストラリア人による訪問者数増
に比例する形で増加も見込めるもの、距離的に近いことから
滞在期間は短く、必ずしも他国・地域分を相殺するとは限ら
ないと見ているようです。
RBNZによると、開催期間中の海外旅行者がNZで消費する
金額は、7億NZドル(約442 億円)に上る見通しだとのこと。
訪問者1人当たりの消費額は、英国や欧州各国が最も高く
なるとみている一方、アジア・太平洋地域は滞在日数の少な
さもあり、国・地域別では最低額と見込んでいるようです。
Izzy (隠れラグビー愛好家)