2021年3月4日
すっかり春らしくなってきたと思っていたら、どうやら再び気温は急降下予定のブリュッセル。
コロナの状況も、「下げ止まり&やや上昇」という状況で、天候もコロナも一進一退を繰り返すのですね。。。
さて、先々週はカーニバル休暇でした。遠出の予定もなかったので、のんびりしていましたが、健康維持のために、友人から紹介されたスープダイエットなるものに挑戦してみることに。
1週間、基本は毎日野菜スープ。日によって少しずつ+アルファで食べてもよいものが指定されています。
友人ご夫婦は、無理なく1週間達成し、ダイエット効果もあったということで、野菜やフルーツを大量に準備してスタート!
寒さのせいもあって、野菜のお出汁も体に染み、美味しくスタート。これならいけるかな?と思ったのも束の間、夕方には飽きてしまい、スパイスを入れて味を変更。翌日は、キムチ味、その後はカレー味といろいろ変えてみましたが、味は美味しいものの、スープ自体に飽きてしまい2日で断念。。。
挫折後も数日は、スープメインで少しは続けてみたところ、体重も減り効果は実感したものの、バーガーやフライをがっつり食べたい!という欲求が増すばかり。
そこで、チョコやビールに並ぶベルギーの名物、フリッツ(フライドポテト)を食べにいくことに!
ベルギーに来て3年半。まだ一度も行けていなかった名物店Maison Antoineに行ってきました。
平日の昼間。寒空の中でしたがなかなかの行列。さすが人気店!
ベルギーに来たばかりのころ、スーパーで買ってきたじゃがいもでさえ、甘味が強く、ホクホクで、はじめて「じゃがいもって、それだけでこんなにおいしいんだ」と感動したのを覚えています。しかし、だんだんその味に慣れてしまっていたのか、その美味しさを忘れかけていましたが、ホクホクのフリッツを食べてその感動をまた思い出しました。
ベルギーフリッツのおいしさは、じゃがいも自体の美味しさだけでなく、数えきれないほどのソースを選べるのも特徴。
一番一般的なのはマヨネーズ(ケチャップよりもこちらがメジャーな感じ。フリッツ用のマヨネーズも売っています)。
そして、少しスパイシーなサムライソース(日本の調味料が入っているわけではないですが、なぜかこの名前)、甘味と酸味が楽しめるアンダルースソース、タルタルソースなどなど。
また、お店によってはトリュフマヨネーズや、ベルギーの家庭料理カルボナード(牛肉のビール煮込み)をソースにしてフリッツを楽しめる豪華版もあります!
私はいつもスタンダードなマヨネーズやタルタルを選ぶことが多いのですが、もっといろんなソースに挑戦してみたいと思います。そして、できればもっと気温があがって、フリッツと一緒にベルギービールを楽しめる日が待ち遠しい!
ところで、なぜベルギーでフリッツが有名になったのでしょう?そして、なぜフレンチフライと呼ばれるのでしょう?
「ベルギーを知るための52章」(小川秀樹 編著)の受け売りですが、由来をちらっとご紹介します。
まず、何と言ってもフライドポテト(フレンチフライ、フリッツ)は、ベルギーが発祥地!
16世紀にスペインからベルギーにもたらされたじゃがいもは、ベルギーの土壌に非常に適していたそう。
そして川沿いに住むベルギー人の間で、もともと魚を揚げて食べる習慣があったのですが、19世紀の冬に川が凍結して魚が獲れず、フランス語圏の住民が、代わりにじゃがいもを、小さな魚のように切って揚げたことから始まったそうです。
その後 ブリュッセルの実業家 Frits氏が販売を始めたことからFritsという名でよばれるようになりました。
ベルギー発祥なのに、フレンチフライと呼ばれるようになった理由は。。。
第一次大戦時にベルギーの駐留していた外国兵たちが、フランス語で話す人々(ベルギーのフランス語圏の人たちのことですね)が、このフリッツを食べているのを見て、フレンチフライと呼ぶようになったからだそうですよ!
由来を聞くと、ますますフリッツに親しみがわきますね。
フリッツのお店はいろいろとありますが、私がいったことのある有名店をさらに2店舗ご紹介して今日はおしまいです。
どちらもグランプラスの近くです!
Fritland
Frites Atelier
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