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ベルギーについて思うこと~私的感想~

2020年10月27日

ブリュッセルに来て3年強がたちます。フランス語も身についてないし、なんだか大して何もしていない間にあっという間に時間が過ぎているように感じます。
去年のこの時期は秋休みを使って娘とイタリア旅行に行っていたのに、今はそんな旅行は夢のまた夢(涙)

秋の夜長に、ベルギー生活を振り返りつつ、私なりに思うことを書いてみたいと思います。

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<ベルギーのよいところ>
・自然や街並みが美しい (毎日の犬の散歩のおかげで森に詳しくなり今は完全に森が一番のお気に入りスポットです。我が家のワンコにとってはまさに天国。いずれ日本に帰った時に適応できるか心配なくらいです。四季の変化も素敵ですよ)
・あまり知られていないベルギーの魅力(歴史、芸術など)がいろいろある
・おいしいものいろいろ
・いろんな人がいる
・英語が通じる場合が多い
・旅行がしやすい(距離的にも、EU圏内の気軽さもあります。近隣諸国、ヨーロッパ、アフリカも含めて。コロナ禍の今はダメですが)
・適度に都会、適度に田舎 (パリのような大きな町ではないので、つまらないと思う人もいるようですが、私にはちょうどよいです)
・ブラジルと比べたら治安がよい。一人で出歩ける。夜でも電車などに乗れる。(日本から直接来た人は、別の感想を持つと思います。スリや空き巣は結構あるそうなので)

<ベルギーの大変なところ>
・言葉が複雑(英語だけではどうしようもない時もやはりあります。商品の表示が、英語がなく、フランス語、オランダ語、ドイツ語だったりすることも多く、トホホな感じになります)
・テンションの下がる冬の気候(くもり、雨がち、日照時間の短さ)。 それでも散歩仲間のおかげで、私は意外と元気に過ごせるようになりましたが。
・海外生活あるあるですが、不便なことが多い。(ものごとが予定通りに行われることはほとんどない)
・物価が高い。(レストランなどはかなり高いと思います)
・病院通いが面倒。しかも、なかなか解決しない。
(予約制が基本ですが、なかなか予約できない場合が多い。しかも、内科系の病気の場合、個人のクリニックでは大した検査もできず、基本的な薬だけ処方され、診断もはっきりせず、結局自宅安静を勧められて終わる場合が多い。インフルエンザの場合も、インフルエンザと診断することはあまりなく、基本は自宅で解熱剤などで対処療法を勧めて様子を見るスタイル。診療費もクリニックによりいろいろで複雑。救急病院は、本当に重症でない限り、2,3時間待ちは当たり前)

ざっくり箇条書きであげると上記のようなところでしょうか。
それ以外に、私がベルギーに来て、何より感心していることが2つあります。

1)2,3カ国語ができるのは当たり前
私の日本人以外の友人は、ほとんどが娘のインターナショナルスクールのママ仲間で、ヨーロッパ各国出身の方が多く、英語と母国語はもちろん、もう一カ国語堪能な人も少なくありません。
せめて英語はちゃんとできないと、自分の意見もいえず存在感を示すこともできなくなります。私は、ある程度は英語が使えますが、やはりネイティブレベルでみんなの会話ペースがあがっていくと、どうしても聞き役になりがち。英語、もっとちゃんとやらなきゃなと思わせてくれる環境に感謝です!

2)自然との豊かな共生
なんだか大そうな表現をしてしまいましたが、土日になれば、何もない森に家族連れが大勢散歩におとずれる光景をよく目にします。ただ森をのんびりと歩くだけ。最初のころは、森にきて楽しいのかな?なんて思いましたが、ベビーカーをおす夫婦、幼い子供がよろよろしながら自転車の練習をしている様子、ノーリードの犬がのんびり家族のそばをつかず離れず散歩している姿なんかを目にして、だんだんと、こういう豊かな生活もあるんだな、と思うようになりました。

ベルギーでは、ボーイスカウトのような活動も盛んで、小さい頃から森や自然に親しむ文化があるのかもしれません。
また、健康志向の人が多いのか、ランニングやサイクリングをグループで楽しむ人もたくさんいます。

そしてもう一点。番外編として。。。
これは、ベルギーだからということではなく、娘がちょうど高校生という時期をインターで過ごしているせいかもしれませんが、いろんな価値観を受け入れられるようになったこと。

特にLGBTQに対する理解は、自分自身の中で本当に深まったと思います。
娘の学校には、同性愛の教師も何人かいるそうです。ブラジルのインターでもそうでしたが、パートナーとともに教師をしているケースもよくあります。それを学校も生徒も、保護者も普通に受け止めています。また、生徒の中にも同性愛やバイセクシャルの子がいるそうです。

私自身、以前からLGBTQに対しては、個人の自由だから尊重されるべき、という考えでしたが、特に身近なものとして実感したことはなく、もし身近な存在の人がそういうタイプであったなら受け入れ難いと思っていたのかもしれません。でも今は、個人の幸せが何より大切であり、差別することの無意味さを心の底から実感できるようになりました。そういう思いにさせてくれた環境に、とても感謝しています。

海外生活、日本と比べると不便なことが多いのは事実ですが、自分を成長させてくれる経験であることは間違いないのかもしれませんね!

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ブログ紹介

ゼロからのサンパウロ

http://saopaulohouston.blog.fc2.com

2003年まで某大手教育関連企業に7年半勤務後、長女の出産と夫のアメリカ転勤を機に、駐在妻生活をスタート。8年半のアメリカ駐在ののち、ようやく日本に帰国したものの、2年後2014年初夏、W杯直前のサンパウロへ。初の南半球での刺激的な日々をすこーしずつご紹介していきます!(ブログ初心者なので、ブログの勉強もしつつ。。。)

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