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留学エージェントの考える新型コロナウイルスの留学事情

こんにちは、コウダイです。

 

緊急事態宣言が解除されてからなのか、わずかばかりながら、海外留学に関する問合せも復活してきているような気がします。しかし、もちろん渡航予定は来年以降。やはり、今から今年の出発を目指すなんて無茶なのだろうかと日々感じていますが、さて、現実的な状況はどうなのでしょうか?そして、オアシスの光浦さんは無事にバンクーバー留学を実現できるのでしょうか?

 

今回は、毎週のようにアップデートされる世界の新型コロナウイルスの状況について、留学事情の現状のアップデートをシェアしたいと思います。

 

その前にカナダで7月1日と言えば国中がお祭り騒ぎになる、カナダ・デーがあります!今年は、世界中が喪中状態の中の為、やや居心地の悪さはありますが、一言ハッピーカナダデー!そして、来る7月4日のアメリカも合わせて、ハッピーインデペンデンスデイ!ですね。

もちろん、度重なる戦争に負けて、ヨーロッパからの白人たちに虐殺され占領を許してしまった先住民たち、ネイティブ・アメリカンの存在がありますので、両手をあげてHappyとは言えないのですが、留学生にとって国中がお祭りさわぎになり、夏休みの入口を祝う、カナダ・デーやインデペンデンスデーは、癒やしのイベントのはずです。その時に、背景を知らずに、ただただHappyを振りまいていると歴史を知らない人だと思われてしまうので、何事も勉強をする事は大事ですよね。役に立たないだろうと持っている歴史や戦争史などは世界においては非常に重要な知識であるので、「グローバルな自分」を目指すのであれば、時には向き合わなければならないのかもしれません。

 

過去にあったスペイン風邪やコレラ、911テロ、からのSARSにリーマン・ショック、311東北地震、新型インフルエンザ(H1N1)等、更にはエボラにデング熱、これらの状況も忘れかけてた今、2020年に新たな脅威がやってきました。

 

それでは留学先として人気の主要4カ国の現在の新型コロナウイルスを取り巻く状況についてのご案内です。

注)コロナ禍の現在、情報は流動的です、常にリンク等を参照に最新情報を確認して下さい。

 

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1.日本(JAPAN) 

まず、基本的な日本の状況を数字で確認します。

日本の人口:約1億2600万人PCR検査総数:46万1446人(6月30日時点)陽性者数総数:1万8593人(6月30日時点)

※厚生労働省ホームページ参照

 

検査総数は約46万人、陽性者は約1万8600人です。

 

これを基準として、以下に続く、その他の国々の数字を見ますと、良し悪しは別にしても、人口比率に対して、いかに日本のPCR検査総数が少ないのかも明白になります。

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2.CANADA(カナダ)

カナダの人口:約3770万人COVID-19検査総数:277万153人(6月30日時点)陽性者数総数:10万4204人(6月30日時点)

検査総数は約277万人、陽性者は10万4000人です。

 

Happy Canada Dayのカナダは2020年、一部団体等ではイベントが行われる場所もあるようですが、花火はパレードも全てキャンセルとなり、その多くが、バーチャルで行われる事なりました。

 

バーチャル花火にバーチャルパレード、バーチャル・カナダデーが今年の合言葉のようです。

来年以降、バーチャルがすべてフィジカルになる事が100%可能であるとは考えにくいのですが、来年にはすべて元通りに戻ると考えるのではなく、もう元の世界には戻る事なく、これからはバーチャルに対応すると考えなくてはいけないかもしれません。むしろ、今の状態が今後の半分以上続くハイブリッドな世界になるのが、アフターコロナと考えるべきであるとも思われます。

 

オンラインへ上手に移行できなかい学校やパニックになってしまった学校が僅かながら閉校に追い込まれましたが、約10年以上前にはなりますが、私がスタッフとして勤務していが老舗の語学学校、Inlingua Vacouver(インリングア・バンクーバー)が大きな打撃を受け、閉校した事は衝撃的なニュースでした。その後、いくつかの専門学校や古くからの有名なIELTSテストセンターであった、Global Village Vancouver(グローバル・ビレッジ・バンクーバー)も幕を閉じます。

 

明確な事として、これからは、「私、コンピューターが苦手なので」という言い訳が通用する世界ではなくなります。だったら、この機会に急激にオンラインやコンピューターのスキルを学べば、今後の世界に何があってもハイブリッドな人材になれるチャンスでもあるのです。

 

カナダは6月30日に国境閉鎖を、最低でも7月31日までと発表しました。(https://bit.ly/2BhRVnd

日本のように、やっぱり経済がきついから緊急事態宣言を短縮します、のような手のひら返しは考えら得ない為、最低でも7月末まで、もしくは、さらにここからの延長が考えられます。

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3.アメリカ(USA)

アメリカの人口:約3億3000万人COVID-19検査総数:3360万1847人(6月30日時点)陽性総数:319万4381人(6月30日時点)

特にニューヨークとロサンゼルス等の大都市がその多くを占めています。今年、3月のパンデミックによる大混乱において、次々と語学学校等が急激な学生減に対応出来ず、閉鎖という名の倒産を余儀なくされています。中でも大きかったのは、マンハッタンの中心にあり老舗の語学学校であり、週末・夜間問わず、何千人と留学生を抱えていた、ALCC(アメリカン・ランゲージ・コミュニケーション・センター)は、一気にその打撃を受け、4月頭に突如閉鎖(倒産)となります。

 

今回、新型コロナウイルスの関連での学校閉鎖のケースは事前に資金の猶予をもって、他校へと転校の手はずやそれなりの返金対応をする学校が多かったように思えますが、ニューヨークのALCCのケースは、多くの学生が混乱に巻きこまれ返金を受ける事ができなかったようです。

 

※thecity.nycより

 

私どもア フォーリーフ海外留学NPOでも、10数年に渡って長い付き合いをしていた語学学校で、格安留学やダンス留学、その他ニューヨークに夢を持って進む学生にとってのスタート地点でありました。たまたま、私どもでは当時ALCCに学生を送っておらず、巻き込まれずに済んだのですが、残念でなりません。

 

留学会社側は何も受け取れませんので、当然返金は不可能であり義務もありませんが、返金要望に耐えきれず、何らかの対応をして、共倒れ倒産することもあります。大変酷ですが、返金をせずに会社が生きながらえても評判が落ち、罪悪感にさいなまされるのも茨の道です。新型コロナだからといって、理解出来る人もいれば、なんで自分がこんな目にと、理解できない人も当然いるはずです。

 

他にも7月末に、耐えきる事のできなかったのか、イギリスの老舗語学学校でアメリカにも分校進出しているSt Giles (セントジャイルズ・ニューヨーク)が、歴史に幕をおろし閉校することが決まりました。

 

ハワイは8月から入国解除プランが進み、72時間以内にPCR検査を受けて陰性確認が出来ている人のみ入国可能としていますが、PCR検査後72時間の行動規制がなく自由に動けるのであれば、この対策になんの意味があるのかが分かりません。いくら解除されたかといっても油断は禁物です。ハワイも同様に、一部老舗の語学学校が倒産に追い込まれています。

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4.オーストラリア(Australia)

オーストラリアの人口:約2560万人COVID-19検査総数:245万5982人(6月30日時点)陽性者数総数:7834人(6月30日時点)

季節が日本と逆の為、これから冬を迎えるオーストラリアは、夏だった事もあるのか、早期の対応が実ったのか、はたまたヨーロッパからの物理的距離があったからなのか、感染総数は1万人未満(https://bit.ly/31xh5c7)で、比較的感染者の数を抑えられている国であると言えます。国境の封鎖の対応から、州境の封鎖までの対応等、かなりやりすぎではないかと思われる程でしたが、ここ最近寒くなるにつれてか、僅かながら感染が拡大しております。

 

各州によって異なりますが、例えば比較的温暖でケアンズやブリスベン、ゴールドコースト等で留学生にも人気なエリアのクイーンズランド州のロードマップでは、7月10日から州境を開放し、往来が出来るようになる予定です。日本のように、要請や自粛で実質的に行こうと思ったら行ける状態ではなく、厳しく取り締まられている事が結果につながっているのではないかと考えられます。

 

※クイーンズランド州ロードマップ

 

想定出来る入国制限解除は、何らかの条件付きでも7月末と思われていますが、7月の世界状況によって変わってしまう可能性は十分にあります。それほど、現首相のスコット・モリソンは過敏に数字は情勢の動きに反応しているように思います。

 

それでも、Sydney Colege of English (シドニー・カレッジ・オブ・イングリッシュ)を始め、各地域で閉校を余儀なくされる学校はあります。わかっている事ではありますコロナ対策ではなく、外国人の渡航制限がいかに影響力を与えるのか実感せざるを得ません。

 

元々、農業大国であるにも関わらず、農業従事者を移民やワーキングホリデー制度に頼っている国だけあって、海外からの人手が欲しいのは山々であり、今後ワーキングホリデーの制度にも大きな影響が出そうな予感もします。もちろん、現在入国制限がかかっているので、ワーキングホリデービザ等のビザは新規にて申請をしないようにとアナウンスが出ていますので要注意です。(https://bit.ly/2YOMm8H) 

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5.イギリス(England)

イギリスの人口:約6680万人COVID-19検査総数:942万5982人(6月30日時点)陽性者数総数:31万2654人(6月30日時点)

 

最近では、イギリス南部のビーチタウン、ボーンマスに多くの海水浴客が集まった事で、非難を浴びました。忘れかけていましたが、王室関連の人が感染をしたり、首相のボリス・ジョンソンが実際に感染したり、小さな国ながら、ヨーロッパと隣接している事からも、多くの感染者が出ており、いまだその猛威は止まりません。(https://bit.ly/2BRzeGS

 

首相が感染して、生き延びている国なのですから、ここからの復活が期待したいのですが、来週から入国後の14日間の自己隔離を一部の国からの入国に関して免除する等、積極的な対策が吉と出るか凶と出るのか、すでにコロナ感染を経験した、ボリス・ジョンソンの積極的な方針の行く末が気になるところです。

 

ロンドンもアメリカのニューヨークと同様に、ヨーロッパや世界中からの大勢の学生を受け入れてきたマンモス語学学校であった、The English Studio(イングリッシュ・スタジオ)が、アイルランドの分校とともに閉校(倒産)をします。(https://bit.ly/2VAbca8)ここもアメリカのニューヨークと同様、ロンドンへ歩みを進める夢追い人の入口ともなり、多くの学生の第一歩を支えてきました。

 

通常の語学学校のクラスの人数が約15人前後であるのに対して、イングリッシュ・スタジオは約20人から30人程の大クラスで提供する事によって、価格を抑える事でヨーロッパからの学生の最も気軽な語学留学先と知られておりました。大人数になると発言力が弱る日本人にとっては慣れない学校でしたが、気合の入っている日本人の方にとっては理想的な学校でしたので大変残念です。

 

このように分析すると、格安で人数を集めていた学校は、直接的な打撃を受けている事がわかります。

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6.これからのアフターコロナ留学事情について

 

今、当留学エージェントには、多くの語学学校から、Re-Openというタイトルで、学校の再開をお知らせする連絡が次々と届いていますが、実際にはフィジカルディスタンスを守りながら、クラスの人数制限をしていたり、オンラインと実際のクラスのハイブリッドな形での提供を行っている状態であり、実質的な再開とはお世辞にも言えない状態です。

 

また、上記4カ国の現状の通り、入国すらできない状態ですので、実質的に再開のお知らせは、留学先に留まりオンラインコースを受け続けている学生が直接的な対象であり、日本からの留学生が学校に渡航できるという意味でもありません。

 

もし、第二波が早々にやってきて、一度開かれた国境が再度閉じる事になるようであれば、この先「留学」そのものの概念がなくなってしまうのではないのかと感じる事もあります。そして、少なからずも、以前と同じ「留学」の概念はすでになくなっており、新たな概念に変わっている事は確かです。

 

きちんとローカルのニュース(英語のニュース)が理解できなければ、不安は募るばかりで、海外留学に行く事はできないので、徹底した覚悟と準備が必要になります。また、中には日本の今後の状況が不安だから、早めに海外に出てしまいたいと、将来的な海外就職も視野に入れた留学を考えはじめている相談も耳に入ってくるようになってきました。

 

楽観的に収束を祈り、待つのか?

それとも、最悪の状況を考え、攻撃的に動くのか?

 

コロナの第二波襲来や今後の経済や移動の制限が厳しくなる等の考え方は、ネガティブで悲観的に聞こえるかもしれませんが、最悪のケースを想定して、その対策にいそしむのであれば、それは消極的に見える究極のポジティブに違いありません。
 

ここに、私はポジティブと楽観的の違いがあると考えます。

 

楽観的であっても、大丈夫だろうと何もせず待ち続けるのであれば、それでは受け身であり、消極的な考え方になってしまいます。しかし、悲観的であっても、積極的に行動を起こすのであれば、それこそがポジティブな考え方であると言えるでしょう。結果、何らかの形で行動を起こしていれば、その行動や努力は自分の経験として、自分の能力として残ります。

 

例え、何事もなくコロナウイルスの収束を迎えたとしても。

 

行動的、攻撃的、そして時には悲観的、これらの複合こそがポジティブな留学を掲げる私の留学エージェントとしての方針です。

 

「行けば何とかなるだろう」なんて言わせません。徹底的に調べ情報を集め、ありとあらゆるシミュレーションをして、積極的に留学をプランニングする。もはや、留学のプランニングは、人生計画のプランニングのひとつです。

 

最悪のケースを想定したりネガティブな事と思われる作業を、とにかく楽しくやる事こそが、留学カウンセラー、宮坂幸大の考える、ポジティブな留学のススメであるのであります。

 

どんな逆境でもポジティブに、人生のチャンスへと変える留学や海外就職を目指す留学相談やコーチングを希望する方は、是非一度ア フォーリーフ海外留学NPOまでご相談下さい。そして、その際の相談には是非、担当希望に宮坂をご指定下さい。

 

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ア フォーリーフ海外留学NPOではひとりひとりに担当のパーソナル留学カウンセラーが最初から最後まで、そして渡航中もサポートを行い勉強プランやゴールセッテイングをお手伝いをしており、より効果的にご自身の成長を実感して頂ける留学プランニングを行なっております。

 

初回無料相談(約2時間)にて承っておりますので、お気軽にご相談下さい。

 

<代表カウンセラー>

<代表カウンセラー> 宮坂幸大

 

留学カウンセラー歴15年、現在留学エージェント代表。カナダ短大(観光学部)卒業、ワーホリ2カ国、ファーム経験や海外就労経験、台湾留学、バックパッカー経験等を活かし幅広い視野でキャリアアップを中心とした留学をプランニング。

 

ドイツ国際教育機関ICEF認定留学エージェント、総合旅程管理主任者、留学保険代理店代表、カナダにてヨガティーチャートレーニングRYT200時間修了。趣味は登山、ヨガ、スノーボード、キャンプ、多言語学習。

 

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