これで3度目のグルーポ・コーポ(Grupo Corpo)の鑑賞です。今年は、夫の両親と共に行って参りました。
初回がやっぱり印象的ですが、去年よりずっと良かったです!
1作目は、2000年の作品で"O Corpo(肉体)"。元チタンスのアルナルド ・アントゥネス(Arnaldo Antunes)が音楽担当です。アントゥネス好きなので楽しみにしていたのですが・・・、期待を裏切らず、良かったです!
暗闇に点滅する小さな赤いライトと「手」「足」「頭」・・・なんていう言葉とリズムでスタートした舞台。ミニマルな黒い衣装のダンサーからは、デジタルな印象を受けました。ところが、次第に赤い大きな四角が浮かんだり、アントゥネスのふかーい声が響いたり、衣装もフリンジとか毒蜘蛛の足みたいにみえるレッグウォーマーといったディティールがプラスされて、動きがだんだん野性的な感じになっていきました。小さな動きなのに、はっとさせられることがたくさんありました。それだけコントロールできるなんてすごい鍛え方だわあ。
2作目は、新作、"Sem Mim(英語だとWithout me)"。中世ガリシアの吟遊詩人マルティン・コダックス(Martin Codax)の"Cantigas de amigo"におさめられている7つのガリシア・ポルトガル語の歌をベース/インスピレーションにしたもの。ブラジル音楽界の有名どころミルトン・ナシメント(Cantiga II)やシコ・ブアルキ(Cantiga V)が歌ったものもありました。衣装が全身入れ墨みたいで素敵でした。天井から下がっていたネットみたいなのも面白い演出だし、後半、薄いスカートを纏っての踊りが格好良かったです。
1部がリズムとそれに合わせた静と動の組み合わせが基本だったのに対して、2部は歌に合わせた連続的な動きが中心でメリハリがありました。どちらもよかったです。強いて言うなら、2部のフィナーレが一番好きだったかな。
グルーポ・コーポ通目指してまた次の公演も行きますよー!
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