久しぶりに地震以外の話題.
こちらの生活で良く利用しているスーパーは,CountdownとPak'n save.
Countdownはやや高めだけど品揃えが良いのに対して,パックインセールは安さが売りだけど,クオリティーに難がある商品が混じっていたりする.
それ以外の大きな違いは,Pak'n saveはレジ袋が有料であることだ.
だから,エコバッグを持って行って買い物することが推奨される.
けれど週に1回の買い物は当然大量になってしまい,エコバッグでは賄いきれずレジ袋を買うことになってしまう.
そこで気になったのが,レジ袋って1枚当たりの石油使用量はどのくらいなのか?
調べてみたら,すぐにデータが見つかった.
レジ袋1枚 ≈ 18.3 mlの石油(出典:日本ポリオレフィンフィルム工業組合)
原料はナフサを使っているようで,ガソリンなどの燃料に使われる部分とは異なる.
ただ,炭素数で考えると両方ともに,C5~C12あたりに相当するはず.
と言うわけで,突然ですが,
レジ袋と車の石油使用量と二酸化炭素排出量について,簡単に計算してみました.
(簡便のため,ナフサとガソリンは共に平均分子量100(C7H16),重量は1L =750 gと考えます)
まず燃焼の化学式を簡易的に示すと,C7H16 + 11O2 = 7CO2 + 8H2O
分子量100のナフサ・ガソリンを燃焼させると,338の二酸化炭素が排出される.
従って,1Lのあたりの二酸化炭素排出量は,2.54 kgとなる.
つまり,レジ袋1枚あたりの二酸化炭素排出量は 46.5 g
100枚あたりの二酸化炭素排出量は 4.65 kg
一方,スーパーまで車で買い物に行くとする.
使用する車はA:普通の車(燃費10 km/L) B:プリウス(30 km/L)
スーパーまで往復 1 kmだとすると,
車Aの二酸化炭素排出量は 254 g
車Bの二酸化炭素排出量は 85.0 g
スーパーまで 往復10 kmだとすると,当然
車Aの二酸化炭素排出量は 2.54 kg
車Bの二酸化炭素排出量は 850 g
車A,Bの走行距離辺りのレジ袋相当数を図に示すと,以下のような感じになる.
ここまでざっと計算したので,あっているか不安だけれど,この結果をどう見るか.
個人的には,車でスーパーに買い物に行く際に排出する二酸化炭素量と比べても,レジ袋が必要とする二酸化炭素量が意外に大きい気がする.もう少し少ないかと考えていた.
小さな事に思えるレジ袋の削減にも,それなりの重要性はありそうだ.
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