今回は、マニラにあるBGC(Bonifacio Global City)のコンドミニアムのレンタル事情について紹介していきたいと思います。現在ぼくはマニラに単身赴任しており、BGCにあるコンドミニアムのユニットに仮住まいしています。このユニットは転勤になった同僚が家族と使っていたのですが、つい最近別の国に転勤になり、2ヶ月ほどまだ契約があるので、とりあえず使っています。家内が遊びに来ているので、会社でいつも使っている現地の不動産屋さんにBGCにある1ベットルーム(単身赴任の場合)と2ベットルーム(家内と二人で住む)をリストアップしてもらい合計6ユニット(1ベット2ユニット、2ベット4ユニット)拝見してきました。本記事はその時のレポートです。また、この記事では特定のコンドミニアムを紹介するのではなく、BGCのコンドミニアムの状況一般を紹介するものですので、特定のコンドミニアム名は明示しません。(もちろん、見る人が見れば判別できますが。)ご了承ください。
まずは、BGC(Bonifacio Global City)の紹介BGC(Bonifacio Global City、以下BGC)はもともとフィリピン軍の基地用地出会ったところを総合開発したところです。事務所や高層コンドミニアム、リテール、レストランなどを含む近代的な計画都市です。ここに住んでいるのは、外国人の駐在員や裕福層のフィリピンの人たちです。また、地区としてはセキュリティーの管理をしているわけでなありませんが、治安は比較的良く(フィリピンとしてはとても良く)夜間でなければ、女性の一人歩きも問題ないと思います。また、フィリピンの他の地域と異なり、街としての清掃も行き届いています。
セキュリティーについてセキュリティーについてBGCはフィリピンの中では最もセキュリティーがしっかりしたと所だと言われています。また、各コンドミニアムは必ず敷地の入り口にガードハウスがあり、車で敷地に入る時に確認を行い、建物の中に入る時にも確認を行っています。また、多くのコンドミニアムでは、各居住階にいくためにエレベーターの使用する場合はカードキーが必要になります。
ユニット内部の様子ユニットは日本のマンションと比較すると倍ぐらいの面積を使っている感じだね。初めて、海外に出られてフィリピンのコンドミニアムのユニットを見られた方は、面積的に余裕のある設計にびっくりされると思うよ。例えば、今ぼくは3ベットルームのユニットに仮住まいしているけど、トイレが4つあるんだ。(マスターベットルーム専用、ゲスト用、残りの2つのベットルーム兼用、最後にメイドさん用の合計4つ)また、リビングダイニングもかなり広いかな。ただ、バスタブは半分ぐらいの確率でないので気をつけてね。
ユニットの中については、基本的に家具や電化製品は準備されている状態だね。
ベッドルームも基本的に寝具は揃っているよ。
キッチンも冷蔵庫やオーブン、レンジなどは用意されているよ。食器類は通常ないけれど、不動産屋さんを通じて大家さんにお願いすれば、大抵の場合は基本的なセットを準備してくれるよ。
2ベットルームのユニットにはメイドルームが用意されていて、キッチンの資格にあり、洗濯機・乾燥機があったり、近くにあったりするよ。メイドさん用のトイレと簡単なシャワーが備わっているよ。
建物の入り口は車寄せとそれを覆うキャノピーでできていて、雨が強い時でも濡れることなく車から建物に入ることができるよ。
どのコンドミニアムにも標準でプールが備わっているよ。ただ、規模が小さなコンドミニアムのプールは小さくなる場合が多いね。また、写真のように外構部にある場合と、建物の一部(例えば4階の屋外部)にある場合があるんだ。
敷地に余裕があるコンドミニアムはプール以外の施設も屋外にあるよ。
また、コンドミニアムの施設では無いけれど、窓からの景色も重要だね。
今回見たコンドミニアムでは、どれも立派なエントランスホールや、エレベーターホールを持っていたよ。中にはホテル顔負けの広くて、豪華なエントランスホールがあったね。
屋内ジムも全てのコンドミニアムで標準装備として設けていたよ。コンドミニアムの規模によりジムのサイズや機器の充実度は変わっているね。
これは特殊な例だけど、60階建ての大型コンドミニアムでは屋内バスケットボールコートやボクシングのリングが設けられていたよ。さすがにこれには驚きだね。特別の例だね。
今回は1ベットルームユニット、2ベットルームユニットの2タイプのみの見学だったけど、1ベッドルームで占有面積60から80平米、2ベットルームで80から100平米ぐらいだったよ。(ちなみに今仮住まいしている3ベットのユニットは135平米)そして気になる家賃だけど、税金(VAT 12%)、管理費(Association Dues)、駐車場を含まずで、1ベットルーム7万ペソ(約14万円)、2ベットルームで10万ペソ(約20万円)ぐらいだよ。これは値引きの交渉前なので、これから5%ぐらいは安くなる可能性があるかな。また、テレビや冷蔵庫、洗濯機など気に入らないものがあれば、交換してくれるように遠慮なく交渉しよう。また、バンコクなどと違い、少なくてもBGCでは、サービスアパートメントはあまり無いようだね。
フィリピンでは占有面積と駐車場面積に一定の単価を掛けた金額を管理費(Association Dues)を毎月支払わなければいけないよ。(実際に払うのは大家さんだけど、その分を家賃の一部としてテナントが大家に払うんだ。)
一般に平米あたり35ペソから90ペソの間だけど、BGCにあるようなハイエンドコンドミニアムでは平米あたり60ペソから90ペソが相場だね。ファシリティーが充実しているとその分管理・維持費がかかるので高くなる傾向があるね。
フィリピンで賃貸契約を結ぶ場合は以下の点に気をつけてね。
駐在員であれば、単身者の場合、家族同伴の場合、会社によっては、役職や家族の構成員数によって、ユニットの大きさや部屋数の制限があったり、賃貸費の上限があったりします。自分の場合どの条件に当てはなるのか、また、賃貸費の上限には税金(フィリピンであればVAT)、管理費(Association Deus)、駐車場代は含まれているのか事前に確認しようね。
また、法人としては、フィリピンでは会社から支給される住居のコストや住居手当は日本人を含む外国人を対象とする場合は個人所得税の対象となるので、個人事業主の方や、駐在人でも自分にかかる費用を含めてプロジェクト全体のコストを管理している立場の人は注意してね。コンドミニアムの賃貸料の約30%を個人所得税として納入する義務があるんだ。ちなみにこれは、会社が自動車や運転手を外国人の従業員に支給する場合も同じだよ。
マニラのBGCのコンドミニアム限定ですが、マニラのコンドミニアムの賃貸の状況を紹介しました。これから赴任を予定されている方や、退職後のリタイヤをマニラで考えておられる方の一助になれば幸いです。それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。さようなら。