日本では夏休みが始まりましたね。長く東南アジアにいると、いつも夏なので季節感が狂ってくるというか、無くなってきます。
ぼくの自己紹介を少しさせていただくと、一応日本の業界では大手企業の言われる会社の海外駐在員です。現在はバンコクに住んでおり、今年で9年目になります。
これまでのぼくの経歴は、旧帝の院卒で今の会社に就職し、約2年間東京で勤務しました。その後、海外勤務になり、マレーシアを皮切りに東南アジアの国々を転々とて今までずっと海外勤務をしています。
今では海外にいた期間の方が、日本にいた期間よりも長くなってしまいました。(笑)
今回は、そんなぼくが日本の若い世代の皆さん(高校生のみなさんを念頭にいれています。)に、せっかくの夏休に海外に出かけて経験・体験を積むことをお勧めする記事を書きます。
もう夏休み始まっていて、今から計画していたんじゃ遅すぎると考えている君!そこから考え方が違っています。
きょうび、休みに海外に出ることは要点さえ押さえれば、そんなにたいしたことではありません。お金が無いなら、3週間バイトをしてお金を貯めましょう。
英語がしゃべれない。ぜんぜん大丈夫です。東南アジアであれば、みなさんがよくわからない英語をしゃべっても、周りの人たちは何とか理解しようと努力してくれます。電話を通しての会話でなければ、身振り手振りでも意図は伝わります。要はやる気と度胸です。<——(これとっても大事!)
それでは、はじまり、はじまり、
どこへ行こうか。 summer_holiday_05偉そうに言っていますが、ぼくは東南アジアしか知らない(住んだことが無い)ので、お勧めできる国も東南アジアの国になってしまいます。ご了承くださいね。
ズバリどこが良いかと言いますと、男子ならば、マレーシア、女の子ならばシンガポールでしょうか。
まず、マレーシアを選んだ理由は、いくつかあります。以下の通り箇条書きに纏めました。
女の子にシンガポールを選んだ理由は治安の事を考えてです。シンガポールはマレーシアに比べて治安は良いですが、物価は高いです。(2倍ぐらい高いです。)また、かなり管理されている国家なので、
ある意味意外性に乏しいところがあるかもしれません。女性の方でも海外に慣れておられるならば、必ずしもシンガポールでなくても良いのかもしれません。
どうやって行こうか。 summer_holiday_02何のあてもなく、渡航することを否定はしませんが、やはり現地で引っかかる「何か」があれば良いですね。例えば家族帯同で駐在している親戚とか、海外に引っ越しした親しい友達とかです。でもそんなに都合よくはいかないですよね。そうなんですが、ぼくが言いたいのは、現地の人たちとの触れ合いが無ければ、ただの観光になってしまうということです。もちろん、駐在員の親戚や引っ越ししていった親友は現地の人たちではありませんが、それらの人たちを通して現地の人たちと親しくなれる機会ができるということです。
何人でいこうか。 summer_holiday_01男は1人で行くべきです。(きっぱり)、女性は海外に出るのが初めてであれば3人ぐらいの仲良しグループが良いと思いますね。
海外で気を付けること summer_holiday_04以下の通りです。
多感な高校生のときの海外での体験は一生の宝になると思います。今まで当たり前であったと思っていたことが通用しない世界。不条理があからさまに、まかり通っている世界。あまりのも過酷な環境にいる自分と同世代の若者がいる世界。みなさんも運が良ければ(?)後頭部をハンマーでたたかれるような衝撃を経験できるかもしれませんよ。
勿論、ぼくは今の日本の社会が素晴らしい、理想的な社会であるという気は、全くありません。ある意味、矛盾と不条理と不正義に満ちた社会化もしれませんね。
ただ、そんな日本の社会よりも根本的に異なる社会があることを実体験といて経験することはとても意味のあることだと僕は強く思います。それらは、日本のそれよりも、どうしようもなく悪かったり、もっとまともであったりするかもしれません。
もっとも、海外に出たからと言ってそんな体験ができるという保証はありません。しかし、日本に居てはこれまで通り、ほぼ確実に体験できないことでしょう。
今までの日常と異なる環境・人々・地域を知り、それを受け入れ認識しながら、新たな経験をすることは、そうでない場合と天と地ほどの違いがあると思います。
夏休み5週間、初めの3週間はバイトで資金調達、1週間海外へ体験旅行、最後の1週間は旅の余韻に浸りながら、夏休みの宿題を片付けましょう。学業も大事ですね。
最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。それでは、さようなら。
P.S. 海外に出たら最低限の連絡(1日1回)は親御さんにしましょう。