ムエタイはタイの伝統的な格闘技で両手、両肘、両脚、両膝の合計8箇所を使って戦います。日本のキックボクシングはムエタイに参考にして創設されたと言われています。現在では、「K1」がムエタイに近いルールで行われています。
ムエタイはタイの国技ですが、その扱いは日本での大相撲とは大きく異なり、プロの試合は基本的に賭けの対象となります。そのためか、ムエタイの選手は一流になっても一部の例外を除いて、日本でのK1の選手やボクシング選手のように人気があったり尊敬を集めたりはしません。
また、一昔前のタイの農村部では、お百姓の貧しい子供達は、男の子であればムエタイの選手、女の子であれば水商売をするのが、お金持ちになれる唯一の方法と言われていました
そんなムエタイ(タイでの発音はムゥェイタイ?)は今では世界的な注目と人気を集め、世界各国から腕自慢の若者たちが本場のタイでプロとして一旗揚げようと、バンコクのムエタイジムにやって来ています。
また、最近では、健康管理や運動不足解消のため、ムエタイを行う会社員も増えています。
今回はそんな人たちが汗を流すのに最適なバンコクの都心にあり、つい最近改修を行い、広く綺麗になったロンポームエタイジムを紹介しますね。また、以下にロンポージムの公式サイトのリンクを貼っておきます。
上の写真の部分が駐車場だったところに拡張して今回広くなったところだね。
土曜部の練習の時は人が結構多かったけれど、これで楽勝だね。
前からの部分も内装や屋根を取り替えて、細かな部屋を取り壊したから、見た目では練習エリアは2倍近く広くなったような感じだよ。
ロンポージムの練習時間は上記の通りだよ。ロンポージムの公式サイトでは在タイ邦人の土曜日の練習時間は平日と同じ午後7時から9時半になっているけど、正しくは上記の通りの午後4時から6時半までだよ、ご注意してね。土曜日の在タイ邦人の練習はプロやプロを目指す人たちの練習と同じ時間なんだ。彼らの練習を見ることは楽しいし、色々と勉強になるんだよ。
トレーナーの先生方はみなさんムエタイのプロ選手をされていた方ばかりです。選手としての技量はもちろん一流なのですが、長年トレーナーをされている方の多く、教え方もとてもうまいと思います。
プロを目指してバンコクに長期滞在される方にぼくがどうこういうことなないのですが、運動不足の解消のため、ムエタイを始めたい方や、バンコクに観光に来られてせっかくだから本場のジムでムエタイを体験しようと思っている方々に一言言わせていただけるならば、「無理な運動はやめましょう。トレーナーの先生に言われても、体力的に無理と思ったら、その旨きっちり伝えましょう。」
せっかく、はるばるバンコクにまで観光に来て、筋肉痛で動けなくなったら、元も子もないですからね。トレーナーのみなさんも素人の体験入学者に無理強いをさせるつもりな無いはずです。みなさん良い人たちです。ただ、一般的な日本人のサラリーマンの体力の無さを知らないだけです。
練習の時間帯にもよりますが、もし、私のような駐在員の日本人が練習していれば、ちょっと挨拶して知り合いになっておくと、良いかもしれませんね。
そして、上の写真の方カルハート・ソースパーワン先生がこのジムにはいらっしゃいます。ニックネームが「ヨード・シアン」(最高の名人)というムエタイを知る人にとっては、神様のような方なのですが、お願いしてお金を払えば、そんな方に個人レッスンをお願いできるのは、本場のジムならではですね。また、個人レッスンを希望される方は必ず事前に練習時間帯にある神田先生(このジムのオーナー)の連絡先に電話で連絡をして確認してくださいね。以下にカルハート先生を紹介しているピグの部屋さんのブログの記事のリンクを貼っておきますね。
宿泊施設ロンポージムでムエタイを学ぶ人の中には、長中期でバンコクに滞在してムエタイのプロを目指す方のおられると思います。実はロンポージムはロンポーマンションというホテル兼サービスアパートメントの敷地内にあります。ロンポーアパートメントは古くからある老舗のバンコクのホテルで創業当時は、日本人のバンコクでの起業家にとって、ロンポーマンションに住めるのは成功した証の1つだったと伺いました。(かなり昔の話ですよ。)
今では、新しいホテルがたくさん出来、かつてのステイタスは維持していませんが、リノベーションも定期的に行っており、リーズナブルで住み心地の良いホテルとの評判です。詳しくは以下のリンクを参照してください。また、ロンポーマンションでもお財布に負担が大きすぎると言う方向けに、ロンポーマンションの中にある(部屋を間借りしている)ゲストハウス「EZ STAY BANGKOK」さんを紹介します。基本的にぼくがこのブログで紹介するものは、書籍であっても、アプリであっても、施設であっても自分で使ってみたり、体験して、良かったもの、お勧めできるものだけなのですが、このゲストハウスについては、例外です。すいません。使われた方から感想は聞いたことはあるのですが、ぼくは使った事なく正直なところ、よく知りません。興味のある方は、下のリンクからサイトをのぞいてみてください。
また、ぼくの民泊アプリのエアービーの解説記事のリンクも貼っておきます。結構ロンポージムの近くでも手頃な物件が何箇所ありますので、英語で大家さんとコミニュケーション取れる方にはオススメですね。
LINK:ロンポーマンション(Rompo Mansion)公式ページ
ロンポージムへの行き方最寄りの公共交通機関は地下鉄(MRT)の「Queen Sirikit National Convention Center」です。そこから歩いて10分ほどです。また、タクシーで行く場合は日本人のロンポーマンションの発音はタイ人には理解できないようですので、以下のイメージをスマホに移して、タクシーの運転手に見せてください。多分8割くらいの運転手は理解してくれます。なお、このイメージはロンポージムの公式サイトのものを使わせていただきました。(神田先生、ゴメンです。)
Rompo_10 まとめいかがでしたでしょうか。ぼくは9年近くバンコクに駐在しております。その間多くのムエタイジムに体験入学をしましたが、個人的にはロンポージムが自分には一番合ったおり、4年間ほどお世話になっています。本格的にプロを目指して長期でお世話になる場合も、バンコクに住んでいて定期的に通う場合も、観光に来て本場のムエタイを体験するにも最適なジムだと思います。また、ジムでは、国籍にかかわらず体にタトーを入れられている方々がおられますが、このジム云々というよりは、タイという国の特徴ですので、怖がる必要はありません。(笑)
最後までお付き合いありがとうございました。本記事がムエタイを志す方々の一助になれば、とても嬉しいです。それでは、さようなら。