今回の記事は、渡米前に絶対にやっておくべきことを3つ書きます。
特に3つめの「英語に慣れておく」については、私自身ができていなかったために移住してから苦労しました。日本にいるときから、もっと親子で英語をやっておけばよかった!とどれほど後悔したことか。
「渡米前にやっておくべき事務手続き」の記事にあるのは、淡々とこなせばサラッと終わること。アメリカに移ってからのストレスを減らすために効果的なのは、サラッとは終わらない、つまり努力が必要な今回の準備なのです。
予防接種、健康診断は必須!アメリカは医療費が高いので、渡米前に以下のことを済ませておくと安心です。
予防接種(大人も子どもも)就学年齢のお子さんがいる場合は、アメリカに来てから追加で予防接種を打つことになると思います。日本でできるだけ打っておき、医師の署名入りの英文接種記録をもらいましょう。
大人もできるだけ予防接種をしておくことをオススメします。永住権(グリーンカード)を取得する際、私も夫も何本か注射しなくてはいけませんでした。日本でやっておいたほうが安く済んだはずです。
大人の接種記録も英語でもらっておきましょう。
健康診断日本でひと通りの健診は受けておきましょう。
アメリカの病院では、初診時に病歴や体質などを問診票に書きます。持病やアレルギーに関する言葉を英語で調べておく、または英文の健康診断書を用意しておくのもいいでしょう。
歯科検診歯の検診、クリーニング、虫歯の治療も渡航前にやっておきましょう。
アメリカの健康保険には、歯の治療が含まれていません。別途、歯の保険に加入する必要があります。
私は年に2回(半年に1回)歯のチェックとクリーニングをやってもらいますが、歯の保険なしで毎回$125。虫歯が見つかってクラウン治療をしたときは$950ぐらいかかりました。
メガネ・コンタクトメガネやコンタクトも予備を作っておくと、なくしてしまったり損傷してしまった時に便利です。
常備薬を買っておくアメリカで病気になったときに備えて、日本で使っている常備薬を買っておきましょう。特に風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤、解熱剤などは日本で買っておくと、いざという時に安心です。
お子さんの学校をある程度しぼりこんでから家を決めることをおすすめします。
アメリカの現地校さがしに役立つサイト私がオススメするのは、この2つのサイト。
GreatSchools:高校まで(K-12)の学校探しはもちろん、子育てに関する情報・アドバイスが満載です。学年別の本のオススメもあるし、印刷できるワークシートなどもあります。 Niche:GreatSchools にくらべると、Nicheは大学を視野に入れた情報が多いです。ずっとアメリカに住んで、子どもがアメリカの大学に行く人向け。 アメリカでの家探しサンディエゴに住んでいる、夫のビジネスパートナーの奥様が日本人だったので、渡米前に彼女にいろいろとメールで質問しました。子育てに向いているのは学校のレベルが高い地域、と教えてもらったので、ある程度住みたい地域を絞り込むことができました。
でも「家は実際に見てみないとわからない」と思って、具体的な物件をインターネットであまり調べなかったことを、とても後悔しています。
飛行機に乗るときは、引越準備でかなり疲れているもの。不安と緊張で飛行機ではあまり眠れないかもしれません。現地に到着して家探しにとりかかるときは、疲労とストレスがマックスであることが多いのです。
英語しか通じない環境、慣れないホテル暮らし、自炊できない不便さなどでさらにストレスが増して、ゆったり落ち着いて考える余裕などないと考えたほうがいいでしょう。
だからこそ、渡航前の下調べ・情報収集が大切なのです!準備で忙しいとはいえ、まだ日本にいる時のほうがストレスは少ないですから。
下記のサイトで賃貸物件をいろいろ見ておくと、具体的なイメージがつかめます。
HotPads apartments.com Zillow rent.com何を優先するかは人それぞれです。私の場合は「いい学区内に住む場所を確保すること」が最優先でした。
まずは賃貸物件から始める方が大半でしょうから、あまり細かい部分にこだわらず、気に入らなかったら引っ越せばいいと思います。ただ、子どもがせっかく慣れた学校を変えなくてはならない場所に引っ越すのはよく考えたほうがいいでしょう。
実は私も最初の家から出ようと思った時、違う学区を検討したのです。友人に相談したら、すごく反対されました。長女がようやく英語も困らなくなり学校生活を楽しめるようになったのに、また違う学校で新しい友達を作るのはかわいそうだ、と説得されたのです。たしかにそうですよね。結局、学区は一度も変えていません。
住んでいる人・住んでいた人のレビューを読んでみる物件を探すだけで手一杯かもしれませんが、これだ!と思った物件(アパートメント、コミュニティ)に住んでいる人・住んだことがある人のレビューが読めるサイトもあります。
何かトラブルがあった時の対処について、来客用のパーキングについてなど、実にリアルなレビューを読むことができます。ご参考までに。
ApartmentRatings(英語) 家は小さく始めよう最初の家は小さく始めるといいと思います。我が家は最初に借りた家が広めだったので、家具もそれに合わせて大きめなものを買いました。
しかし2軒目の家は最初の家より狭かったので、せっかく買った家具をいくつか処分しなくてはいけませんでした。また、スペースに比べて家具が大きすぎてイヤだな、といつも心のどこかで感じていて、結局買い換えた家具もあります。
家は小さく始めると、ムダな出費も後悔も少ない、というのが私の意見です。
学校が徒歩圏のメリットもし車の運転が大の苦手だったら、子どもの学校が徒歩圏だといいですね。
私は運転は苦になりません。「アメリカで学校の送り迎えは車でするものだ」と思い込んでいたので、最初の家探しのとき学校までの距離は気にしていませんでした。
しかし今は2回の引越しを経て、娘が2人とも学校に歩いて通える状況にあります。ガソリンの節約にもなるし、歩くから体にもよくて一石二鳥(笑)。
学校のイベントのときは、保護者がいっせいに学校に集まるので駐車スペースを見つけるのに苦労します。その点でも、徒歩圏であればストレスゼロです!
日本語補習校のことも調べるお子さんの日本語力をキープさせたい、伸ばしたい、と考えている場合は、日本語補習校の情報も事前に調べておきましょう。
実を言うと、私は渡米前に何も調べませんでした。「日本語補習校」の存在すら知らなかったのです。でもママ友から補習校のことを教えてもらい、ちょうど長女が小学1年生として入学する時期だったので入学させました。
日本人の知り合いも増えるし、日本の文化・行事などを体験させてくれる補習校はありがたいです。うちの長女は小学校6年生まで文科省認定の日本語補習校に通い、中学からは日本語だけを教えてくれる学校に通いました。今はアメリカの公立高校で日本語の授業をとっています。
海外に住む子供たちのためのオンライン日本語補習校もあります。補習校に通わなくとも、オンラインの授業や通信教育など、今は実にさまざまなオプションがあります。
英語に慣れておく「アメリカに行けばなんとかなる」「子どもはスポンジみたいに英語を吸収してすぐできるようになる」という考えは、甘いです。
英語しか通じない世界に放り込まれる子どもの気持ちを想像してください。もし自分がそういう状況に置かれたらどうでしょう?とても怖いはずです。
最低限の英会話を練習しておきましょう。英語の番組をみながら、お子さんと一緒に練習してもいいですね。
英語に慣れるためのオススメYoutubeチャンネル私が今でも見ているオススメのYoutubeチャンネルは2つ。
Hapa英会話 :日米バイリンガルのJunさんが日常英会話を楽しくわかりやすく教えてくれる動画。 Rachel’s English :英語の発音をわかりやすく教えてくれるレイチェルの動画はオススメ。1日に動画を1つ見るのを習慣づけて、見ながら一緒に発音してみてください。口を動かしてみることが大事!
子どもと一緒にできることまずは、教育チャンネルの英語番組から始めるのがカンタンでしょう。お子さんと一緒に、英語を声に出してみることをオススメします。
さらに、家の中のものに、その英語名を書いたポストイットを貼ってみてもいいでしょう。例えば、壁は「wall(ウォール)」、ドアは「door(ドア)」、鏡は「mirror(ミラー)」など。身近な英語を覚えておくことはとても大事です。
【オススメのウェブサイト】
Mama Gyutte:子どもの英語教育の情報がたくさんあります。特にフォニックス(音声学)の記事がオススメ。 子どもの英語:親子で取り組む英語です。英語の絵本読み聞かせの記事が多いので、アメリカに来てから読み聞かせをする準備もできますね。 オンライン英会話のDMM:オンライン英会話で有名なDMMの「子ども英会話」のコラムです。 アメリカの文化・習慣を知っておこう英語も大切ですが、アメリカの文化や習慣について知っておくことも大切です。
アメリカの文化や習慣について学べる、おすすめのオンライン講座が「カナン・アカデミーeラーニング講座」。渡米前に知っておくと、絶対に役に立つ内容ばかりです。
まとめいかがでしたか?
この3つをしっかりやっておくと、渡米後のストレスがかなり減りますよ。
Have a wonderful day!
投稿 子連れ移住者必見! 忘れずにやるべき3つのこと【アメリカ移住準備③】 は Naoko's English Cafe に最初に表示されました。