「エレンの部屋」(The Ellen DeGeneres Show)という番組をご存知でしょうか?2003年から続いているアメリカの人気トーク番組です。
エレンが、当時のファースト・レディであるミシェル・オバマとスーパーで買い物をするという企画が面白かったのでご紹介します。買い物のときに使える言い回しがたくさんでてきますよ。
「エレンの部屋」は2003年から続いているアメリカの人気トーク番組です。司会のエレン・デジェネレスはルイジアナ州出身のコメディアン。20年以上も前の1997年に自身がレズビアンであることをカミングアウトしました。今でこそ同性愛者としてカミングアウトするセレブリティは増えていますが、20年前は事情が違います。
2016年11月、エレンはオバマ大統領(当時)から大統領自由勲章を授与されました。
日本版VOGUEからの記事「エレン・デジェネレス、大統領自由勲章を授与される」を引用します。
1997年に同性愛者であることを告白したエレンの勇気を称えながらも、そのリスクを伴った発表は簡単に忘れられがちであると語った。
オバマ大統領はスピーチの中で「大きく変わった現在の状況を考えると忘れがちですが、エレンが約20年前に公の場でカミングアウトすることはかなりの勇気が必要だったに違いありません。あんなかたちで自分のキャリアを危険にさらすことはとてつもない重荷だったことでしょう。簡単な事ではありません。そしてたくさんの人の希望を背負ったわけです」と語った。
私も日本にいたときはエレンのことを知りませんでしたが、渡米してから「エレンの部屋」をよく見るようになりました。
番組には「時の人」がゲストに来ることが有名で、特に映画やドラマの俳優が多いのがうれしい♡
ファーストレディー(当時)のミシェル・オバマと買い物次女が「ママに面白いもの見せてあげる」と言って見せてくれたのが下記の動画。「エレンの部屋」で、当時ファーストレディーだったミシェル・オバマとエレンが薬局で買い物をする、という企画です。普段の生活で使える英語がたくさん出てきますよ。
CVSは、薬だけでなく日用品・食料品も売っている大きなお店です。
ぜひ英語の字幕を出しながら見てくださいね。
重い小銭を紙に変える便利なマシン Coinstar【時間:55秒経過】
Coinstarという機械を使ってみる2人。硬貨を入れると、その額をバウチャー(voucher:金券として使える紙)としてもらえるマシンです。大手スーパーによく置いてあり、私もときどき使います。 その店で買い物をする時に、バウチャーに記載してある金額をお金として使えるのです。
お店としても、お客にじゃらじゃらと小銭を出されるよりも、バウチャーのバーコードをスキャンするだけだからラク。私としても重い財布を軽くできてハッピーです。
ミシェルはこれを使うのが初めてで、バウチャーが出てくることを知りません。実は私も最初は小銭がお札になって出てくると思っていました(笑)。
ミシェル: This isn’t cash. (現金じゃないわ)
エレン: This is a rip off.(紙を引きちぎる動作のrip off と「これは詐欺だ」という意味がかけられています ←長女が教えてくれました!)
ミシェル:What are we supposed to do? (どうすればいいの?)
be supposed to 〜(〜することになっている)という言い方は、アメリカに住むようになって「本当によく使うな〜」と思う言い方の1つ。
この後も、エレンがいたるところで悪ふざけをして、ミシェルがたしなめるのが実に面白いです。
子どもみたいなエレンをたしなめるミシェル娘のためにイヤフォン (headphones) を選ぶミシェルの背中を、孫の手 (back scratcher) でかくエレン。
注:私の周りでは earphones よりも headphones を使うことが多いです。ミシェルも最初はearphonesと言って、次にheadphonesと言っていますね。どちらでも通じます。
ミシェル:Could you chill out on the itching and help me with this here?(かくのはやめて、選ぶの手伝ってくれない?)
ミシェルを無視して店員さんのこともかくエレン。
ミシェル:This is not how you behave in a CVS.(CVSでそういうことしないの)
子供が店で騒いだときに使える言い方ですね。
自分がミシェルになったつもりでエレンと会話をするのも、英語力アップにいいですよ。
なりきること。これ、大事です。
ボックスワインの注ぎ方【4分経過】
大きなボックス入りのワインを手にとるミシェル。
ミシェル:How does this work? How do you get it out of here?(これ、どうやってワインを出せばいいの?)
ワインの出し方が分からない2人はお客さんに教えてもらいます。
【4分53秒】
女性:So put the cup under so it doesn’t start to pour on the ground. And then you just turn it.(カップを下に入れればワインが床にこぼれないの。あとはひねるだけ。)
こういう手順を説明する英語は簡単なようで難しく、私はいつも苦労しています。
かゆいところにつける薬【6分経過】
エレンがふざけて、わざと大声でミシェルに言います。
エレン: What kind of cream do you need for that rash that you were telling me about?(かゆいところにつけるクリームが欲しいって言ってたよね?)
「かゆいところ」というのはデリケートな部分であることが多いため、それをわざと店中に聞こえるように言ったわけです。このrashという言葉は、覚えておくといい単語の1つ。かゆみを伴う湿疹やかぶれのことです。
自分で会計するセルフ・チェックアウト【8分45秒】
大きなスーパーでは、セルフ・チェックアウトといって自分で商品をスキャンして会計まで済ませられる場所があります。要するにレジ係を通さない、ということです。
ミシェル: You know you’re really annoying. It’s like taking a three-year-old to the store.(あなたにはホントにイライラさせられるわ。3才児を連れて買い物に来たみたい。)
年齢を表す場合、three-year-oldとハイフンでつなげるときはyearが単数になります。ハイフンなしの I’m three years old.と言うときは複数形にして years。
まとめいかがでしょう、楽しんでいただけましたか?
使える英語フレーズをまとめます。
Youtubeの動画は英語の字幕を出せるので「これだ!」と思ったセリフを自分でもマネしてみるのは、とても効果的な英語力アップ法です。ついでに身振り手振り、さらには表情や口調もマネしてみましょう。
「笑う門には福来る」を象徴するようなこの番組、ぜひ見てみてくださいね。
Have a wonderful day!
投稿 英語で楽しくショッピング!エレンとミシェル・オバマのリアルな英会話 は Naoko's English Cafe に最初に表示されました。