今回は、アメリカで車を運転するときに役に立つ情報をお届けします。
今でこそアメリカの右側運転には慣れましたが、渡米当時(2009年)の私にとって、車の運転はハラハラドキドキの連続でした。車は「命にかかわること」という意識が強いので、ちょっとしたことでも手に汗にぎるほど緊張してしまうのです。
絶対に加入をおすすめするトリプルエー(AAA)のこと、生活してみてはじめて知った暗黙のルールなど、主に私の失敗談です(笑)。お楽しみください♪
【1】ガソリンを入れるとき日本のガソリンスタンドでは、いつも店員さんに入れてもらっていました。「アメリカに移住して、自分でガソリンを入れることなんて本当にできるかな?」と不安に思っていたのを思い出します。日本にいる間に、セルフのスタンドで練習しておくべきでした。
日本語のガソリンスタンドは和製英語。英語では gas station です。
日本で発行されたカードは、給油機についている端末では受け付けてもらえません。必ず、Zipcode(郵便番号にあたるもの)を入力するよう指示がでるからです。
だからガソリンスタンドについている店に入って、店員さんにカードか現金で支払います。
伝えるのは2点。いたってカンタンです!
いくら払いたいか(金額だけ。「〜ドル」と言う必要もありません) 車の給油機番号Fifty on 3, please.「3番に50ドル分お願いします」
渡米当初はガロンとリットルの感覚がわからなくて(1ガロンは約3.8リットル)「◯ドル分お願いします」と言うほうがラクだったのです。
心配性な私支払いを済ませ、店を出て車に戻る → 車の給油口を開け、ノズルを引き抜いて給油口に差し込む、という今となっては当たり前の動作が当時は怖かったです。
「本当に◯ドル分入ったら止まるの?」
「止まらなくて、あふれちゃったらどうしよう?」
…などなど、心配ばかりが頭をよぎるのです。幸い、何も問題なく給油できたからよかったですけど。
これはアメリカで住む家を決めて住所が確定し、アメリカのクレジットカードが手元に届くまで続きました。
ガソリンの給油口のフタを閉めて、小さなフタのようなドア(英語は fuel door ←今回しらべて初めて知りました)も忘れずにしめましょう。私は前に一度、しめ忘れたまま運転していて、信号待ちしているときに隣の車の運転手に「開いてるよ」と教えてもらいました(笑)。
高速道路で、いきなり車がパンクしたことがあります。幸い子どもは乗せておらず、私一人でした。路肩に寄せて、日本のJAFにあたるトリプルエー(AAA)を呼びました(詳しくは次の段落にて)。
スペアタイヤはトランクにあるものだと思っていた私は、トランクの荷物をすべて運転席の後ろに移動させて待機。
トリプルエーのお兄さん到着後、スペアタイヤはトランクではなく運転席の後ろの床下にあることが判明。せっかく移動させた荷物を、またトランクに移動させなくてはなりませんでした。つまり、荷物を動かす必要はなかった、ということ!
自分の車のスペアタイヤの場所を知っておくと、ムダな動きをしなくて済みます。
【3】トリプルエー(AAA)加入は必須!アメリカで車を運転するなら絶対に加入しておきたいのがトリプルエー(以下AAA)。日本のJAFにあたる、車で困ったときの強い味方です。
ロードサービスとして、次のようなときに駆けつけてくれます。
ロードサービス以外にも、テーマパークや旅行などのディスカウントがあります。
アプリは英語に自信がない人の強い味方AAAのアプリをスマートフォンにダウンロードしておくことを強くオススメします。ダウンロードしたら、ユーザー名とパスワードでログインしておくことも忘れずに。
ロードサービスを呼びたいとき、アプリで「ロードサービス」をクリックします。次に、現在地や車種、ロードサービスが必要な理由を選択。あとどれくらいで来てくれるかもアプリ上で確認することができます。
アプリのおかげで、自分の現在地がAAAに分かるようになっているのがうれしい!土地勘のある場所だったら現在地をうまく説明できるけれど、そうでないときは困りますからね。
私は今まで(2019年1月時点)で3回お世話になりました。
ショッピングモールでインキー(これも和製英語!)してしまったとき バッテリーがあがったとき(自宅から出かけようとしたらエンジンがかからなかった) タイヤがパンクしたときアメリカで車を運転するなら、AAA加入を強くオススメします。
【4】タイヤの空気圧実は、まだやったことがないことがあります。
タイヤの空気を入れること。
ガソリンスタンドの片隅によくある空気入れマシンですが、いまだに使ったことがありません。車のメンテナンスのときに、ついでにやってもらえることが多いからです。
でも時々、タイヤの空気圧が低くなると警告ランプがつきます(下の黄色いマーク)。パンクの前兆だったりするので、注意が必要。
今度、勇気を出して使うことがあったらご報告します(笑)。
【5】アメリカはバックする人優先(暗黙の了解?)アメリカの大きな駐車場でスペースをさがしながらゆっくり走っている時、バックして出ようとする車がいたらそちらを優先します。
もちろん自分がその空いたスペースにとめたいから、という場合がほとんど。でも、そこにとめない場合でも、まずバックする車を行かせる人が多いです。
渡米当初、私はこのルールを知りませんでした。バックしようとしている車(テールランプが白く光る)を無視してそのまま走っていたら、クラクション(これも和製英語。英語は honking)を鳴らされました。
まわりの車を見ると、確かにバックしようとしている車を優先しています(しない人もいますが)。こういった、誰も教えてくれない暗黙のルールは難しいです。
【6】警察にとめられたらこれも渡米してすぐの話です。長女を学校に送り届け、1歳の次女を後ろに乗せて家に帰る途中でした。
一時停止のサインで、ユルユル〜と速度を落としただけで、きっちり止まらなかった私を警察官はしっかりと見ていました!
今から考えればバカですが、すぐに車をとめるということに当時の私は思い至らず、後ろをついてくるパトカー(和製英語。英語では police car/ patrol car)をバックミラーに見ながら、ゆっくりと家に向かってしまったのです。
警察に見られたな!と思ったら、何はともあれすぐに車を路肩にとめましょう。
信号を1つ渡ったところで、さすがにサイレンを鳴らされ、「前の車、とまりなさい!(英語で)」と言われました。
もう心臓バクバクで、破裂しそうでしたよ!
警察官:どうしてすぐとまらなかった?
私:いや、どうしたらいいか分からなくて…(モゴモゴモゴ)
…という会話があったはずです。頭が真っ白でほとんど覚えていません。結局、違反切符を切られました。高額(300ドルぐらいだったと記憶)な違反金も払いました。
この出来事以来、一時停止サインでは3秒しっかり止まることにしています。いい教訓になりました。
【7】何よりイヤなのが点滅している信号信号機の故障や停電で、信号が赤・青・黄色に変わらないときは、赤だけで点滅します。
私は、これが何よりイヤ!怖い!
点滅している信号の場合は「ALL WAY STOP」(全車一時停止)と同じ扱いになります。つまり、交差点で一時停止して、先に交差点に到着した車から順に進むのです。
自分より先に到着していた車がすべて動いて自分の番になったら進むわけですが、これが結構ムズカシイのですよ。自分の番だと思って進もうとしたら、対向車線にいる左折車が進んできて冷や汗をかいたことも。
大きな交差点の場合は警察官が交通整理をしていることもありますが、そうでない場合は大渋滞になります。
夫を空港に迎えに行こうとしていたとき、いつもならすいている道がなぜか混んでいました。辛抱強く進むのを待っていると、片側3車線もある交差点が点滅しているのに交通整理の警察官がいません!衝突事故は起きていませんでしたが、クラクションの嵐で怖かったです。
私は進行方向に点滅している信号を見たら、できるかぎり迂回します。その付近がすべて停電していることもあるので迂回が意味をなさないこともあるのですが、とにかく私は点滅している信号は避ける主義です!
まとめ今回は車に関連した日本とアメリカの違いについてお届けしました。まさに私の失敗談、心臓バクバク経験のオンパレードですね(笑)。
覚えておくといい車関連の英語をまとめます。
Have a wonderful day!
投稿 アメリカで車の運転!失敗と心臓バクバク経験から学んだ7つの教訓 は Naoko's English Cafe に最初に表示されました。