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糞移植はがん免疫療法の効果を変えるのか?

カテゴリ アメリカ

献便バスを街中で見る日もそう遠くはないかもしれない。


京都大学が、ヒトのiPS細胞からつくった神経細胞を、パーキンソン病の患者の脳に移植する臨床試験を8月1日から始めると発表しました。iPS細胞由来の細胞をパーキンソン病の患者に移植するのは世界初となります。

一方、アメリカのピッツバーグ大学では、癌患者を対象とした、ヒトの糞とがん免疫療法を用いた、世界初の臨床試験が始まっています。


治療の対象となるのは、皮膚の悪性腫瘍の一種であるメラノーマの患者さんで、かつ過去に癌免疫療法の一つである抗PD-1抗体を投与したにも関わらず、効果が認められなかった患者さんになります。

注目すべきはその治療方法で、抗PD-1抗体を治療して著しく高い効果が認められた患者さんの糞を集めて、その糞を対象の患者さんに1回のみ移植し、同時に抗PD-1抗体を21日サイクルで投与していくというもの(抗PD-1抗体は計4回投与)。

前提となる仮説は、糞の状態が、抗PD-1抗体の治療効果に影響を与えるだろうというもので、この仮説は、ヒトの糞とマウスを使った非臨床試験において示されています。

年々、注目を増していく糞便移植。その臨床試験の結果が優れたものであれば、薬の有効性が高い人や健康な人の糞の価値は間違いなく高まっていきます。献血バスだけでなく献便バスを見る日もそう遠くはないかもしれません。

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創薬研究者によるアメリカ生活&子育てブログ in ボストン

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2017年にアメリカ東海岸、マサチューセッツ州のボストンに赴任し、癌の創薬研究を行う研究者です。妻1娘1とのアメリカでの貴重な生活や子育ての記録をブログに綴ると共に、自身で経験した情報を読者の方々に共有したいと思います。

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