40超のおっさん達の乱闘寸前の試合。でも監督が格好良かった。
今日は、バイオテック会社のソフトボールリーグの試合の日で、1位をひた走る強打の1チームとの試合でした。
私のチームの監督です(下写真)。野球のリリーフピッチャーと息抜きのピッチャー(ビール)をかけた、なかなかユニークなTシャツを着ています。数年前までは、ばりばり動けていたようですが、その後故障を繰り返し、今ではピッチャー(ゆっくりの下投げ)に専念しています。口は悪いですが、おしゃべり好きで、試合前はいつもチームを和やかにしてくれます。
試合は、前半から私のチームがリードする展開でしたが、途中から乱打戦に展開し、緊迫した試合となってきました。
このソフトボールリーグのルールは、ピッチャーはゆっくりのした投げで、ストライク、アウトのカウントはありません。バッターは何回空振りしようが、ボールが前に飛ぶまで、スイングできます。とわいえ、暗黙のルールで、ピッチャーはある程度ストライクの球を投げようとしますし、バッターもボールを5球以内ぐらいにで打って来ます。
しかし、今日の相手のチームのピッチャー(Aさん)は、全然ストライクボールを投げようとせず、ボールばかりを投げて、バッターの集中力を切らすことを狙ってきます。また、Aさんがバッターとして打席に立つ時は、ボールカウントがないことをいいことにストライクでも全然スイングしようともせず、私のチームのピッチャーを務める監督に1打席で20球以上投げさせてきます。おそらく、守っている相手チームの野手の集中力を切らせようとするのが狙いです。
そのせいか、私のチームのメンバーは、Aさんに対していらいらは募ってきて、特に口の悪い監督は、試合中に相手のAとちょいちょい言い争いに。またそのいい争いに、チーム1、口の悪いMさんや相手チームのラガーマンみたいな選手も参戦してきて、なにやら険悪なムードに。とどめは、普段どちらかといえば温厚なタイプの私の上司がFワードを交えた野次を大声でベンチからいったとたん、マウンドから相手のAさんが私の上司に詰め寄っていき、そこにMさんやラガーマンなども加わり乱闘寸前に。
この時、私は「大リーグでは乱闘の時は、乱闘に参加しないと行けない。」というルールを、大リーガーでもないにも関わらず思い出し、輪に入ろうとしましたが、180-190 cmで100kg超級の大男たちが乱闘寸前になって言い争う姿を目の前でみて、すっかり足がすくみました。アメリカに来て一番の恐怖でした。
こんな時、さっきまで文句を言っていた監督は冷静さを取り戻し、さすがに暴力はいかんということで、必死に大男たちをとめ、私の上司をなだめていました。
試合は、その後私のチームが逆転され、負けとなってしまいました。試合後も、上司の怒りは収まらず、帰り際に相手チームの横を通ったときに、また言い争いになり、また乱闘寸前となりました。その時にすかさず駆け寄って止めに入ったのがうちの監督。監督、本当に格好よかった。
上司には、帰りに車に乗せてもらいましたが、まだかなり興奮していました。
"Have a relaxing weekend!"といって最後に別れました。
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