皆さんこんにちは、ブリスベン支店の Izzy です。
毎週火曜日は、【Izzyの易しい優しい経済楽】の時間です。
身近な話題、気になる話題、親しみやすい話題をとりあげて
いきますので、オーストラリア経済(かなり大げさ?)を一緒
に勉強しましょう。
さて、先週は ”なでしこジャパン” に話題を独占された感が
ありますが、今週は、”経済楽” に戻りたいと思います。
みなさんご存知のフライングカンガルーことカンタス航空の
ジョイス最高経営責任者(CEO)は、連邦政府が来年7月
から導入を予定している炭素税について、「支持する」との
立場を表明しているそうです。
ジョイスさんは、石炭や石油に依存した経済成長は現実的
ではないとして、「炭素税導入は、企業に警鐘を鳴らす役割
も果たす」と述べています。 ご立派!! また「すべての
企業は温室効果ガスの削減に協力する義務がある」との
立場も示しているとのこと。
カンタスの昨年の炭素排出量はおよそ1,170 万トン。 炭素
価格を1トン当たり25ドルとして試算すると、カンタスはは年
間1億ドルのコスト負担となります。 搭乗者の88%が炭素
税導入による航空運賃の引き上げに反対しているとの調査
結果もあることから、カンタスの経営判断に注目が集まって
います。
一方、国際航空運送協会(IATA)は、航空会社の国際競争
を阻害するとして、炭素税導入に反対の立場を表明してい
るようです。
政府が発表した炭素税、われわれ一般市民にどう影響が
でるのかわからない部分もたくさんありますので、みなさん、
これからも一緒に勉強していきましょう。
Izzy