エジンバラでの学会&会議の後は,オックスフォードに移動しました.
オックスフォード大学にいる友人を訪ねて共同研究の打合せをして,ほかには競争関係にあるラボを訪ねて情報交換するのが目的です.
まずは,電車でエジンバラからロンドン経由でオックスフォードまで移動.
イギリスは電車システムはあまり進歩していないので,電車は遅くて,チケットは高い.
でもまあ飛行機よりは移動時間を有効に使えるので電車移動にしました.
オックスフォード大学は,ご存じの方も多いと思いますが,カレッジシステムという特殊な構造を持っています.まあ僕も完全には理解してませんが,友人もよく分かってないとのこと(オックスフォード大の出身じゃないので).
まあ簡単にいうと,オックスフォード大学は独立した40個程度のカレッジの集合体で,普段の教育は主にカレッジで担当して,専門教育はそれぞれのカレッジからの支出で賄われるオックスフォード大学管轄の大学院組織で行っているようです(間違ってたら済みません).
ですので,理学系の研究機関はカレッジではなくオックスフォード大の直属です.
そして,重要ですが,学生が進学できる研究機関は所属カレッジによって制限があります.
つまり地球科学に来られるカレッジは全体のウチで6個しか無いとのこと.これはカレッジがどういった専門に支出しているかによって決まるようです.
さて,僕が行く地球科学の建物ですが,去年出来たばかりなのでオックスフォード大学だけど新築です.写真に写っているのが友人.
カフェテリアもかなり立派です.
ここでは午前のコーヒータイムと午後のティータイムに教官・学生があつまります.
建物見学の後は,しっかり共同研究の話と,競争ラボに挨拶.
向こうの博士課程の学生が僕の研究室に興味があるということで,少しスカウティング.
残り時間はまあ折角なので,観光にも出かけました.
まずは有名なOxford University Press.
次はオックスフォードで一番古いパブ.
ここの壁にはちょん切られたネクタイが壁一面に飾ってあります.
これは大学(カレッジ)対抗のスポーツイベントがあるたびに選手がこのパブに訪れた際に残していったものらしいです.
まあ実際は,ビールを飲んで寝ちゃったりすると,ネクタイをちょん切られるらしい..
折角なので,ちゃんとしたカレッジにも行ってみました.
カレッジにとっては,観光も結構な資金源なので入場料があります.
(が,友人が大学関係者なので,僕もタダで入れました)
カレッジの中は,外の喧噪とは別世界.
さすが1000年近い歴史を持つ大学の雰囲気がタップリと出ています.
こんな所で先生をやるのはちょっと大変だろうなあ..まあ呼ばれないけど.
さらに夕食はハリーポッターばりの食堂に全員集まって取るとのことです.
席順はちゃんとヒエラルキーによって決まっていて,奥の方は重鎮が座る様です.
両側の壁には,このカレッジに多大な寄付をしてきたフランス貴族の肖像画.
最後は友人宅で夕食.
お土産の浴衣を友人の息子のサム君にプレゼント.よく似合ってますね.
でもイギリスにはちょっと薄着過ぎたかな.
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