ご無沙汰しております><
写真はアルゼンチンのパタゴニア。流氷を見に行って来ました!
最近「役に立つブログを書く!!」と気負いすぎて更新が滞りがちでしたが、今後は日常の出来事やブラジルの生活など、細かなことも含めてなるべくたくさん更新していきたいと思います
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ブラジルに到着した日から1年余りが経ちました。今日は、私を一気にブラジルに夢中にさせた、到着翌日の出来事について書きたいと思います。
初日は色々と世話を焼いてくれた主人が仕事に行ってしまい、一人ポツンと部屋に残された私は、マンションのソファに座って窓から外をぼんやりと見ていました。
「早く街のことを知って生活に慣れなきゃ」
「でもものすごく治安が悪いって・・一人で歩いて平気かな」
「ちょっと歩いて見てやばそうだったら帰ってこよう」
財布を持つのは危ないと聞いていたので、少額の現金をショートパンツのポケットに入れて、ポルトガル語の教本を買おうと本屋さんに行きました
「Bom dia(おはよう)・・」
不安いっぱいで本屋さんに入ると、満面の笑みで恰幅のいい女性の店員さんが何やらものすごい勢いで話しかけてきました。でも言っていることが何も分からない。日本語はおろか英語がわかる店員さんもいないとのこと。
「ああどうしよう、やっぱり無謀だったか・・」
と困り果てていると、彼女は「ちょっと待ってて」(たぶん)と私の肩を優しく叩いて、どこかへ去って行きました。
何が何やら分からないまま待つこと10分。店員さんはスーツ姿の男性と一緒に帰ってきました。その男性が言うことには
「僕は彼女の叔父で近所の貿易会社で働いている。外国人の子が困ってるから通訳してくれって連れてこられたんだよ」
とのこと。ええ・・そんなのいいの?叔父さんは会社は大丈夫なの?ふらりと入ってきた客相手にそこまでする?と色々な考えが頭を巡りましたが、店員さんはものすごく満足そう。
その後、他の店員さんも数名加わり「Mamiにとってベストな本はどれか」について1時間以上の議論が交わされました。そして彼ら一押しの本を購入して店の外にでた時には、叔父さんと店員さん達が「ありがとー!!」(←聞かれたので私が日本語を教えた)と見送ってくれました。
その後入ったチョコレートショップでは、
「昨日ブラジルに来たばかり?!じゃあ私が街のおすすめスポットを教えてあげる!」
とオーナーが張り切って手書きの地図を作ってくれた上に「enjoy Brazil!」とチョコをプレゼントしてくれたり
ショッピングモールの非常階段で迷子になっていると、
バーガーキングの制服を着た女の子が
「ごはんを食べたいの?」
とジェスチャーで尋ねてきてくれたので頷くと、手を繋いでフードコートまで連れて言ってくれたり
と日本ではなかなか起きないことが次々に起き、「なんて優しい人たちなんだ!!」「すごい国だ・・」とあまりの親切と人情に驚くやら嬉しいやらで、一気にブラジルに夢中になってしまいました。
あの日から1年、大変なこともたくさんあって、いいところばかりではない事も少しずつ分かってきましたが、それでもブラジル人に対する印象は変わっていません。
思い出す度に勇気を与えてくれる、私にとって大事な思い出の一つです。