皆さんこんにちは、ブリスベン支店の Izzy です。
毎週火曜日は、【Izzyの易しい優しい経済楽】の時間です。
身近な話題、気になる話題、親しみやすい話題をとりあげて
いきますので、オーストラリア経済(かなり大げさ?)を一緒
に勉強しましょう。
さて、オーストラリアのジュリアギラード首相(女性)が最近、
炭素税に関する動きを活発化させています。
オーストラリアで暮らしていると、この「炭素税」という単語、
最近、よく耳にするのですが、一体何なんでしょうか。 何か難し
そうな、ややこしそうな感じがして、できれば関わりたくないと
思っているのは私だけでしょうか?
一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、どちらも炭素だと思う
のですが、あまりいいイメージはないですね。 どちらかというと
悪者扱いにされることが多いのではないかと思うのですが、
なんと、オーストラリアは、国民1人当たりの二酸化炭素排出量
が世界第一位だというのです。 喜んでいいのか、肩を落として
がっくりすべきなのか。。。
今、地球温暖化が世界規模で問題視されています。 地球
温暖化とは何なのか、原因は何なのか、対応策はあるのか、
私たちパンピーはどうしたらいいのか、すべきことがあるのか
。。。。。
どうやらこの二酸化炭素もその地球温暖化に一役買っている
ようで、地球規模でその排出量を抑えることが大切だという
ことのようです。
ギラード政権は10日、地球温暖化対策の一環として、来年
7月から「炭素価格制度」を導入すると発表しました。 CO2
排出量に応じて企業に負担を求めるこの「炭素価格制度」は
事実上の炭素税と言われていて、CO2の排出量の多い企業
からお金を徴収する制度で、現在のところCO2 1トン当たり
23ドルを課すことを計画しているようです。
オーストラリアの政治経済のみならず、世界の政治経済が
複雑に絡み合うこの地球温暖化問題と炭素税。 今後、少し
づつ取り上げていき、自分自身も勉強していきたいと思い
ますので、どうぞよろしく。
Izzy