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テロ恐れる前に、スリ恐れろ!~統計とセミナー。時々、実体験~

こんにちは、nodayaです。

先日、旦那の職場主催の安全セミナーに行ってきました。

東欧の国で日本人が被害に合った犯罪はこんなのがあるから、

みんな気をつけてね、防犯意識高めましょうね、

って話でした。

まあ、ありきたりな話ではありました、正直。

でも、家に帰ってネットで調べてみたら面白いことが分かりました。

その結果、

「テロを恐れる前に、まずスリ被害に合わないように気をつけるのが先だな!」

と心を新たにしたわけです。

今回はその結論に至った経緯をまとめてみました。

スリ(窃盗)被害は、海外で日本人が受けている犯罪被害で一番多い!

日本にいる母親は「東欧の国ではテロの危険がないか?」とよく心配してきます。

昨今のテロのニュースを見て心配になる気持ちは良くわかります。

日本にいて海外旅行しようと思った人がにまず不安になるのが、「旅行中テロにあったらどうしよう」かもしれません。

でも、待ってください。日本人が海外で一番巻き込まれている犯罪って何だと思いますか?

そう、スリ(窃盗)です!!当たり前ですが、テロじゃないんです。

外務省が出している、「海外邦人援護統計」によると、2015年に主に在大使館などが把握・援助した日本人の『犯罪被害』のうちの、「窃盗被害」がその約8割を占めています。

件数にすると、約4,700件中約3,800件が窃盗犯罪なんです!

(ちなみに、同じ統計でテロは3件。)

東欧の国はというと、2016年に報告のあった犯罪被害27件のうち20件がスリ被害だったそうです。

実際に、複数の知り合いの日本人が被害に合ったと聞いたし、私自身、大通りを歩いていた際「狙われている?!」と警戒した経験もあります。

統計と実体験を合わせて、スリは思った以上に身近で巻き込まれやすい犯罪被害なんだなぁと強く思いました。

だから、海外にいる時私たちは、テロよりまず先にスリに気をつけなくてはならない!んです。

スリ被害は防げる犯罪。気の緩み、油断から被害に合う。

次は、スリって気をつけたら防げるんかいっていう話。

私は、「防げる」と考えています。厳しいことを言えば、スリ被害は気の緩みや油断から起こる犯罪です。

また統計をみてみます。

日本人が窃盗被害に合った件数の一番多い地域は次のどこだと思いますか?

<アジア、大洋州、北米、中南米、欧州、中東、アフリカ>

日本人が一番沢山いそうなアジア?

治安が悪くてスリが多そうな中南米、中東、アフリカ???

 

 

どれも違います。

 

 

 

答えは、、、、

 

 

 

欧州

なんです!しかも、件数がかなり突出しています。

全スリ被害3,800件中の2,435件が欧州で起こっています。

これには私もびっくりしました。他の地域に比べて治安がよさそうな欧州(ヨーロッパ)で日本人のスリ被害が多いなんて。。

何故??

以下は私の推測なのですが、要因の一つとして

日本人がヨーロッパだと油断しているから。

があるのではないでしょうか。

ヨーロッパだから、EUだから、治安がいいから。町並みきれいだから。

そんな理由で、気が緩んでしまう。油断してしまう。

実際に、スリの被害に合った人からその時の状況を聞いてみたことがあります。

被害者本人も自覚していましたが、やっぱり「油断してた」としか言いようがない状況で被害にあっています。

食べ物とおつりを受け取る(=両手がふさがってる状態)ため、ショルダーバックを後ろにしてしまったとか、

バックのチャックを開けっ放したまま歩いてたとか。

財布を見えるようにポケットに入れてたとか。

もし私がスリ犯人だったら、「よっしゃターゲット発見!」てなるなと。

でも、逆に言えば、油断しなければ被害に合わない、ということですよね。

だから、スリ被害は防げる!自分で対策をとるべき!

スリ被害に備えることで自衛力上がる。それが、テロ被害も遠ざける。

じゃあ、どう気をつければスリ被害を防げるのでしょうか。

具体的に今すぐできることがたくさんあります。

私の参加した安全セミナーで言われてこれできそう!って思ったことをあげてみます。

■スリ被害が多い場所にいかない。

スリが頻発しているのは、人の多い場所です。だから、そういう場所にいかない。そこで生活をしていれば、人のすくない通り道なども分かってくるのでそういう道を選んで通るなどの工夫もできます。

■人が混む時間を避けて行動する。

どこがいつ混むが何となく分かってくれば、自分が行動する時間をずらす等も対策になります。例えば、バスを利用する時、先にきたバスが混んでいたら、一本遅らせて次のバスに乗るとか。

でも、人が多い場所に行きたい時もありますよね!そういう時には

■開けにくい丈夫なバックを持つ

■かばんのチャックは必ずしめる

■目の届くところに常にバックを置く、あるいは肌に密着させる

■周囲に目を配る(スマホばっかみてないで)

などが有効な対策じゃないかと思います。地味で当たり前のようですが、普段の自分の行動を思い返した時に、どれだけ出来ていたかといわれると、、、汗

この辺を意識しつつ行動して、気づけば自然とこの行動をしてたぐらいまで目指す。ここまでくれば、自然とスリにたいする自衛力が上がってるはずです。

さらに、スリに対する自衛力が上がることは、テロなどの他の犯罪に巻き込まれる可能性も下げることにつながります。

スリは人の多い場所・時間帯に頻発します。これは、テロが起こりやすい場所ともいえますよね?

周囲に目を配るくせがついていれば、怪しい行動をする人が近くに来たらすぐ気づきやすいですよね?

テロは自分で気をつけて防ぐのが非常に難しい犯罪ですが、スリ被害を回避する行動が、テロに巻き込まれる可能性を下げることにもなるんです!

以上よりスリに対する自衛力、上げるにこしたことはない。てか、自分と家族の安全のためにも上げとくべき!と言えるのではないでしょうか?

まとめ、他人のせい、治安のせいにしない。自衛力を上げてこう。

以上、スリ被害の多さに着目しつつ、今から誰でもできるスリ対策をあげてみました。

海外での犯罪被害の話をする時、私たちはつい加害者だったり、治安のせいにしてしまいがちです。

それでは、同じ被害に合い続けるだろうし、避けようと思ったら行動する場所を限定するしかない。そんなの不便だし、何より毎日が楽しくない!

だから、自分の自衛力は自分で上げる意識を持とう!まずは、スリに合わないような行動を、街を歩く時、バスに乗るとき実践しよう!

テロ恐れる前に、スリ恐れろ!

おしまい。

参考:

2015年(平成27年)海外邦人援護統計;外務省

 

 

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ブログ紹介

海外移住を本気で考えるブログ

http://nodaya56.com/

駐在妻として東欧の国で生活中。1年半経過。パワフル2才児の育児中。生後6ヶ月から家族で合計7カ国海外旅行しました。海外生活に目覚め、将来自立した海外移住を目指し、日々考えたり試したり。その辺も含めて海外生活のあれこれをブログに書いています。

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