以前、3Dアニメーション映画『リオ』 (邦題は『ブルー/初めての空へ』 2011年9月公開予定?)
を観に行ったことを書きましたが、
*その時の記事 「ブラジルが舞台の新作映画『リオ』にノックアウト」 へのリンクはこちら→★
今回はそのストーリーの根底にあるブラジルの社会問題
鳥の密猟について、こちらで聞きかじったことなどを少しだけ書いてみます。
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ブラジル全土には珍しく美しい(とってもカラフルな!)鳥がたくさん生息しています。
特に色鮮やかな、インコやオウムの種類が世界の他の地域と比べても集中しているそうですが、それ故
他の国へ向けた違法な売買のための密猟が、後を絶たないそうなのです・・・。
映画の主人公のモデルとなっているスミレ・コンゴウインコなどは、その美しさから特に人気が高く、
生息地で数が激減、絶滅危惧種になってしまったとも聞きました。
*今では野生の姿を間近で目にすることはなかなかないそうですが、2年前にブラジル国内旅行でパンタナール湿原を訪れた際、近くの木に止まってくれました!
その時、私たちよりも現地のガイドさんの方が大興奮していたのが、とても印象的でした。
↑私のカメラではその美しい色を忠実に写すことができませんでしたが、実際は目が覚めるような鮮やかな青色でした。
↓こういった自然の中に暮らしています。
それほど急激に数を減らしてしまった理由の一つは、
密猟者による大量捕獲。
*関わっているのは生活困窮者が多く、生活のために密猟をくり返さざるを得ないとも。
その背景として、鳥などの密猟には、
・ 法を逃れて国外に出るまでに、人から人へ何度も転売される必要がある
・ 末端の購入者に届くまでに時間がかかり死んでしまうことも多い
・ そのため密猟者(組織的)は大量に捕りごく安く売ることが求められる
という、密猟ならではの理由があるそうなのです。
つまり、愛好家が多いだけでなく、
実際の必要数の何倍・何十倍もの密猟が行われてしまうということ。
*なんとなく、「密猟とは、こっそり入る注文に応じて、その分をこっそり調達するもの」というイメージを持っていたのは、私だけでしょうか…。
さらに、世界の他の発展地域と同じく、農地や牧草地を拡大するための森林破壊も、
鳥たちの住処を奪う深刻な原因になっています。
ますます発展を続け勢いに乗るブラジルですが、
「自然破壊」「貧困」etc...多くの問題もまだまだ残されていると、映画は伝えていたと思います。
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